強迫観念
あっちゃんには悪いけれど…
あっちゃんがいなくなって…
実は・・・
私の心の中の不安要素が随分減った。
「今日は倒れることはないだろう…か」って、毎日毎日ドキドキ…心配し、いつのまにか職員室の電話が鳴る音にも過剰に反応し、「もしかして⁉︎家からの呼び出しの電話」と、不安になった。
近くで救急車のサイレンを聞けば、
「まさか!あっちゃんが運ばれたのではないだろうか…」と、ヒヤヒヤした。
眠っている貴方の顔の近くに耳をやり、息をしているのを確かめた。
家の中で「ドン!」という音を聞けば、心臓をバクバクさせながら、貴方の姿を探した。
私は強迫観念に駆られていた。
私は随分前から貴方が遠くへ離れて逝ってしまうような…そんな嫌な予感がしていた。
でも…今
貴方の心配は全くしていない。
