崩れはじめた私の人生
いつも後悔することは、
主人が会社を辞めて起業したいと言った時…
私はすんなりと…
「いいよ…」って答えたこと…。
そして、手始めにコンビニを始めることになる。
高校、大学への進学、就職等…私達の考えを先ずは優先させてくれた。
したいように…
進みたいところへ…
生きたいように…
私達の意思を尊重してくれた母だった。
結婚にしても…然りだ。私達三姉妹は恋愛結婚。それぞれの進学先や職場で伴侶となる相手を見つけた。
父も母も、貴女達が見つけた相手だから間違いはないだろう…と直ぐに許してくれた。
その母が、主人のコンビニ経営の話をした時には、反対の気持ちを示した。もちろん会社を辞め、自分の人生の軌道修正に躍起になっていた主人には、「母ならこそ…の優しい抵抗」は、全くと言っていいほど見えていなかった。
母はわかっていたのだ。
その決断が不幸を招くことを…。
母は、コンビニがオープンする2ヶ月前にこの世を去った。見たくなかったのだろう。これから始まる娘夫婦の苦労を…。
私の哀しむ姿を見たくなかったんだと思う。
大失敗…
取り返しのつかない「いいよ」発言
そこから…崩れていったんだ…
