姿はなくても…
あの日から…
5歳も歳をとってしまった。
まだまだ若いつもりだけど…
あの日から…
普通が普通で…なくなって、
幸せは…
団欒は…
どこかへいっちゃって、
主人のいない家は息苦しくて…
主人のいない世界は私の存在価値もなくなったようで…
それでも…生きていくしかなくて…
生きていれば、少しは希望も生まれてきたような気もするけれど…
この5年間で10歳は年老いてしまった…そう思う。
日々老化…していくような…。
主人が生きていたら…って。
しかし、
主人が生きていたとしても…
私は私の思うように…一人で闘っているに違いないのに…。
今の私は、
姿のない主人に、
助けてくれることなんて…
肩を抱いて勇気づけてくれることも…
涙を拭いてくることも…
ないのに…
頼りたいんだよねぇ。
