私はもしかして…幸せ者?
主人が生きていたら…
お互いの体のことを気に掛けながらそれぞれ自分の仕事に没頭し、きっと、それなりに充実した日々を過ごしていたのではないか…と思う。
いや!しかし…
あの緊急入院したことを思えば、主人の体は元に戻ることなく、入退院を繰り返し、仕事もままならない状態で毎日を送っていたかもしれない。
多分…そうだろうと思う。
肝硬変という病気は、「死」に直結していると、もっと危機感を持つべきだった。
主人はきっと、
徐々に失われていく体の様々な機能
感情まで病に左右され
落胆していっただろう。
いや!落胆することも忘れていくのではないだろうか。(肝性脳症)
主人が別の人格に変貌する様をそうは…見ていられやしない!
主人が生きていたら、
私はここで、娘家族の近くでのんびり過ごすことなんてできなかっただろう。
主人が生きていたら、
主人を目の前に今以上泣いていたのかもしれない…。
そう考えるならば・・・
私は本当は幸せ者なのだろうか…。
