縁もゆかりもない場所…

好きな…都道府県でもない…

住みたいと思ったこともない街…

ただ…、

娘婿の転勤場所が…「ここ」だっただけで…

娘の生活場所がここだから・・・

私の居場所が決まった。

しかし…

住めば都…とはよく言ったもので…

近くに娘家族がいる生活が、

大変だけど明るい職場が、

狭いけれど、私だけの空間の部屋が心地よかった。

心許せる同年代の友にも出会えた。

若い人が多い職場なので活気に溢れ、こんな私だけど頼ってくれたり愚痴を言い合って励まし合ったり・・

大いに笑わせてもらった。

そんな職場が、

ユニットの仲間が大好きだった。

貯金は全くできなくて、

貯金を切り崩しての生活で、

職場では、利用者から殴られ蹴られ・・ることも少なくなく、

朝は真っ暗なうちから、

夜は、いつも10時過ぎまで・・・

おまけに…

不規則な生活が祟り…４キロ近く太ってしまい…

いいことばかりじゃなかったけれど…

　なんと言っても…

「気楽だった！」

　気楽が心地よかった！

　ここでは主人を亡くした妻の私ではなく・・・

　

　一人で頑張る普通の女性だったから…