絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

幸せって…①解決!

幸せ…って

   なんだろう・・・って…



 その都度…私なりの解釈で納得はしているのですが…


 あの日を境に…いつからか…

 「幸せ探し・・・」をしている。


 人と比べることではないっ!とは、分かっているものの…ついつい・・・


 誰も…

 自分は、

 誰よりも「幸せ」でなければならないのです。

 

 でも、

 「心」って、

 案外ちょっとした事で、「幸せ」って言うか「嬉しさ」を感じるもので…

 車の鍵の電池が切れかかっていました。

 電池の黄色いマークがいつもエンジンをかける前に点灯していました。しかし動き出すと消える為、不精者の私は、そのまま放置していました。

 そのうちある時期から、今までは、バックの中に鍵があっても、すんなり開いてた車のドアが、鍵をドアに近づけて何度も何度も押さなければ開かなくなりました。それでも放置していました。

 

 そして、その日…

 仕事帰りにガソリンを入れて車に乗り込みエンジンをかけようとしたら、


 「えー!エンジンが

     かからないじゃない!」


 何度も何度もボタンを押しまくり…

焦っていると、


 スタッフの人が近づいて来て…

 

 焦っている私は、口数も多く…あれやこれや話し、

 「・・・で、エンジンかからない!

 どうしよう…」って…


 すると、

 道を挟んで向かいにあるスズキのお店を指差して、

 「車屋さんに行ってみますか?」って。


 走りました!

 横断歩道を…。


「もう1ヶ月以上前から電池がなくなりかけているようで、電池交換して欲しいのですが…。でも今、実は仕事帰りで2000円しかありません。足りますか?」


 すると…

 優しく…

 ニコッと、爽やかな笑顔で、

 「600円で交換できますよ!」って。

 「寒くなると、電池がないとますますかかりにくいですからね。こうして両手に包むといいですよ。」って。


 飛び上がって喜びました。


 たかが…鍵の電池の事だけど…。


 悩みが全て解決したような気になって…。

 多分、ガソリンスタンドとスズキの車屋さんのお兄さん⁉︎の何気ない言葉と優しい態度が嬉しかったんだと思います。


 知らない人でも…

  知らない人に対して

       優しいんだなぁ…って


 「幸せ」って…感覚!

 人から、

  もらうものかもしれないなぁ。

恋しい! 幻の宴会…

   なくなってしまった…

          幸せな風景・・・


 私が一番幸せだった時・・・

 私の横に主人がいて・・・


 私の膝の上には娘が座り、目の前には、姉家族と妹家族が…。

 食卓の上座には、「父」が…

 そして、食卓から少し離れたところで座っている「母」が…


         いつもいつも笑ってた。


 お酒がすすみ満面の笑みの父が…

              満足そう…


 愛する人達に囲まれて…

 一つ屋根の下…で

 膝をくっつけ合って…


 共に過ごす…

    愛おしい人達との時間。 


 もっと…

 もっと続いてもよかったはずだ。 

 

 もっともっと…続くはずだった。


 しかし、

    母が…いなくなり…

          大きく崩れた・・・


    父が…亡くなり…

          実家も消えた・・・


 そして、

   主人が死んでしまうと…

 

 私が、

   

 集まることに「哀しみ」を

   感じるようになってしまった。


 幸せだった風景…が今!


           恋しい・・・。


 いつか必ず…

  また…

   賑やかな温かい風景を

         

          味わいたいと思う。

正月なんて…ただの1日・・

最低気温−4と…

 表示された日の夜。

 私は遅出勤務だった為21時に仕事を終わらせ、車を走らせた。


 今年も走り始めて1ヶ月が経とうとしている。


物価高騰…


 電気代が上がったのかは、よく分からないが…

 ガソリン代も高いままだし…

 いつも立ち寄るスーパーに並ぶ物も値上がりしているか、商品自体一回りも二回りも小さくなっているように感じる。 


 それにしても…

 何とも言えない年の始まりだった。

 私自身も…


 きっと、日本中どこでも…

 それぞれに…

 いろいろな思いをして「今」を過ごしているのだろう…と思う。


 お正月だからって、誰もかれも、楽しくて、愉快で…とは限らないのは当然だ。

 しかし、

 知らなかった…なぁ〜。


 つまらない、

  どうでもいいお正月があることを・・。

 

 結局…

 「人」が、そこに…

 「ここに…」一緒に居ての・・意味のある


 正月なのだ。


 「人」がいなけりゃ、ただの日なのかっ。


 それでも、

 生きているのだから、

 生かされているのだから、

     


 周りとの…

 疎外感を感じながらも・・・

       生きていたら…


「悔しさが爆発しそうな心」だったり、「遺された意味」が分かり始めて…


 生きる為の糸を手繰り寄せ、そして掴み、握り・・


 お正月なんかなくても、

      十分に生きていける。


 一人であっても…

       結構…大丈夫なのだ。