携帯を開くと…
ショート動画が流れた。
それを繰り返し見た。
60代になって分かった。
『友人よりも
大切になる人』
友人がいれば
寂しくないと思うかも
しれないけれど、
年を取ったときに
本当に必要なのは
実は別の人。
まずは
ただ話を聞いてくれる人。
うん、そうだねとか
共感してくれるだけで
気持ちが楽になる。
次は
急な時にも連絡できる人。
苦しいときや
どうしようという場面で、
最初に
思い浮かぶ人が
本当に大切になる人。
夫… じゃ… ないですか…
もう…いないけど・・・
2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。
携帯を開くと…
ショート動画が流れた。
それを繰り返し見た。
60代になって分かった。
『友人よりも
大切になる人』
友人がいれば
寂しくないと思うかも
しれないけれど、
年を取ったときに
本当に必要なのは
実は別の人。
まずは
ただ話を聞いてくれる人。
うん、そうだねとか
共感してくれるだけで
気持ちが楽になる。
次は
急な時にも連絡できる人。
苦しいときや
どうしようという場面で、
最初に
思い浮かぶ人が
本当に大切になる人。
夫… じゃ… ないですか…
もう…いないけど・・・
新幹線に乗った。
三人座り席の端が空いていた。
「ここいいですか?」
隣は、70代のご夫婦だった。
娘と舞台を観に行った。
もちろん全指定席。
早めに座ってワクワク時間が過ぎるのを待っていた。
そのうち「すみません…」って、
隣には、60代のご夫婦が座った。
60代…
社会の中核ではないけれど、
自分に合った仕事を、無理をせずに、それでもまだまだ元気に、「若者には負けないよ!」って…
社会と結び付いておきたくて…
自分の働き方で…
家庭と職場を行ったり来たり・・
20代で結婚して…
それ以来…
主人が生きている時から…
ずっと共稼ぎの生活だった。
育児と家事と…仕事・・・
20代の夫婦…
30代の夫婦…
40代・・
そして50代の夫婦…。
短かった50代…の私達夫婦。
貴方と私の60代は…
どんな夫婦だったのだろう。
社会からも少し離れ、
子どもからも離れ…た・・
二人だけの60代の夫婦。
二人が60代になって・・・
貴方と…
60代の夫婦を過ごしたかったなぁ。
しわしわの手を握り合ってね。
しわしわの笑顔見ながらね。
夫の死は…
突然のことで・・・
とは言え・・
夫との死別の…
私の第二の人生を…、
始めなければならなくなった。
それは、
一人で始めなければならない人生だった。
「死別を生きる」…と言っても、
二人の馴れ初め…
夫とのそれまで一緒にいた年月…
夫と過ごした家庭環境…
夫への愛情…の深さ…
「死別を生きる」思いにも違いがあった。
とは言え、
愛して…
共に時間を過ごして…
全てを共にした。
だから…
一緒にご飯を食べるのも…
一緒に旅行するのも…
肩を並べて歩くのも…
手を繋ぐのも…
「お帰り!」って言う人も…
黙ったまま時を過ごすのも…
「あなたとじゃないと、
ダメだった!!」
だけど…10年・・・
何にもない夫と過ごした。
いつの頃からか…
何にもない夫を、
思い出したかの様に時々
愛するようになってた…。
時々…。