大きなガラス窓から見える向こうに… 利用者さん達は飛び出したくてたまらない。 外出が決まり、中庭に続く太い出入口門を、その窓から恨めしそうに見つめ、職員に繰り返し「いつパパが来るのか」尋ねる。 「13日土曜日の朝10時!」と答えても、カレンダーで、時計で示しても、また同じことを寝るまで聞い... 続きをみる
絶望の底から青い空を見て・・・の新着ブログ記事
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本当に! 踏んだり蹴ったりだったなぁ…。 ふと…思うことがある。 主人名義の物が… なんもかんも…奪われていなかったら… 私は今もあの場所から… あの家から出て行くことはなかったと思う…。 義父母のそばで仕事を続けながら、定年まで働いているだろう。その傍らでいわゆる良い嫁を装っ... 続きをみる
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あの時… 確かに感じた… 確かにあった責任感…。 この家は、長男の嫁である私が…。 この義父母は、長男の嫁である私が…と…義父母と抱き合い、言葉はきっと違っていたと思うが・・ 「私が守る。」…と・・・ そう…口にした。 あの時は… まだ知らなかったから…。 借金があること… 相続放棄... 続きをみる
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容姿に対しての罵倒… 健康管理の不徹底… 仕事への非協力的態度… 悩み事を聞こうとしない私… 私は数々の過ちを犯してしまったようだ。 これが…夫婦といえるだろうか! 本当に私は主人を愛していたのか! 主人も私を愛してくれていたのか! 愛しているなら… 長い時を一緒に過ごしたいと... 続きをみる
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主人を亡くした年の6月… 丁度・・・今頃… 私は一人沖縄にいた。 娘が小学生の時… 夏休みは毎年沖縄だった。 それもあり… 思い出探索… 哀しみの一人…旅…。 1ヶ月間コンドミニアムを予約した。 しかし、レンタカーもなく… 周りには洒落た店もなかったから… 朝に夕に正面に広がる海に行った。 沖縄に... 続きをみる
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究極の選択… 人生・・・生きている間…に 何度直面するのだろうか? 大阪へ行く or 家に帰る 娘家族 or 義父母 アパート生活 or 二人の家で 答えは見えてるのに… 最期の居場所は慎重に…なる。
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さあ!出発…と・・・ 車を走らせると… いつもの街並み…が目に入る。 しかし今日は、何故が・・・ その街並み…が 気温が高かったせいか蜃気楼の中にあるかのように見えて… 娘達との思い出と重なって… 出勤前に念入り?にした化粧が…溢れる涙で…なくなるほど流れ・・ どうしたものかと考... 続きをみる
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利用者さん達との散歩コースの一つ… パーと 空から落ちて来た花束か…と思いました。 散歩しながら… 独り言… 「1日遅れのプレゼント… ありがとう」って… 空に向かって言いました。
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街行く車は、ほとんど窓を閉めています。 コロナウィルス対策でしょうか? まだ体感的に寒いのでしょうか? 私は… エアコンを付けるには、まだ早い気がして窓を全開して運転することにしました。 緊急事態宣言解除と言うこともあり、街が、行き交う人が…嬉しそうに見えます。 私も… これで... 続きをみる
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すごい…雨…。 あっちゃんが死んでから… 雨の日は好んで海に行った。 車に乗って、 ただ海を見つめているだけの時間。 雨音…が、 車のフロントガラスを流れる雨だれ…が、 誰もいない砂浜…が、 霧で少しぼやけて見える島々が…、 全部…全部・・・ 哀しかった。 今日…仕事が終わって・・・ 港に向かって... 続きをみる
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家族愛… 家族力… 家族…っていいものですね。 まずは、ゆりちゃん… お誕生日 おめでとう❗️ そして、パパとママに… おめでとう! 健やかに明るく元気に育ててくれてありがとう! 満1歳の手作り誕生ケーキです。 ゆりちゃん…全部食べたそうです! ママ! ... 続きをみる
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私の母は、65歳で亡くなりました。 あっちゃんのお母さんは元気です。 お義母さんには… 結婚してから毎年「母の日」には、あっちゃんと二人で… 「好きな物を買って下さい」と、一輪のカーネーションとともにお小遣いをあげていました。 離れて暮らすようになってから…カーネーションの花束を送るよう... 続きをみる
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見上げれば… そこにはいつも空があって… 深呼吸して… 少しの間そこに立ち止まり… 高い高い視線の向こうにいる主人に話しかける…。 「元気にしていますか? 今日…娘から手紙が届きましたよ。 「痩せなよ!」ってラクビのサプリと一緒に…。 そして、なっちゃんから手紙が。 2枚で... 続きをみる
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あなたが生きていれば… 随分違う50代…を過ごしているのでしょう。 たまに夫婦で娘家族に逢いに行き… 休みの度に、娘が孫を連れて実家に帰る…。 ごく…普通のことを…。 満面の笑顔で・・・ 主人の横で… きっと! そんな誰もがしている事を、楽しみながらやっているのでしょう…。 それ... 続きをみる
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大好きな公園をお家の中に作ちゃいましょう! 皆んなで笑い合える日が早く来ますように…
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《利用者側》 支援学校休校 家族の面会、外出、外泊の禁止 《職員側》 毎日…毎日・・・まいにち! 起床時の検温 出勤簿押印時に検温 午後3時に検温 退勤時に検温 おまけに、前日の行動記録… 会った人(長話)…を記入してからの退勤 コロナウィルスを持ち込むのは、外から来て... 続きをみる
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私達三姉妹は、本当に仲良しだった。(今でもそうだが…) それぞれに家庭をもっても、盆、正月、ゴールデンウィーク、夏休み…必ず三家族で実家に集まった。 子ども達が大きくなってからは、 「夫…抜き!子どもと女だらけの旅」と名付けて毎年旅行にも行った。 同じ父、母に育てられた私達は、 それぞれ... 続きをみる
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大和田獏さんが… 最愛の岡江久美子さんを失った心境を知人に明かしたそうです。 「太陽のような明るさと春風のような優しさを持つあの人が突然、しゃぼん玉のようにはじけて消えてしまいました」・・・と。 本当にそう…です・・・ 私もそうでした…。 「向日葵のような大らかさと木漏れ日のような優しさを持つ... 続きをみる
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今日は結婚記念日! もしかして… もう私の結婚記念日は、5年前に…そのカウントは終了しているのだろうか…。 それにしても…今、家を離れているので探せないが披露宴会場でもらった、あの大きなろうそく・・・ ピンク色だったかなぁ。 結婚した年月を刻む為の… あの大きなろうそく・・・どうなっ... 続きをみる
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突然! 「施設の中でコロナ感染者が出たら私達はどうなるの?」・・・って、私に聞くものだから… 「職員?利用者?誰が感染者になるか!で、少しは違いがあるだろうけれど、私達は多分『濃厚接触者』だということで自宅待機になるよね。 だけど…考えて・・・ 濃厚接触者だと分かって家に帰れる? 家族がい... 続きをみる
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緊急事態宣言! 自粛ならば… 期限のある自粛ならば… その期間だけでも もっと徹底的に自粛しようよ! 社長さん! 婿殿は、今日も… 毎日毎日満員電車(今はそうでもないのかな?)に乗って朝から晩まで会社に行っているぞ! 大阪だぞ! 2番目にコロナ感染者が多いとされている所だぞ! 府知事! 要請ではな... 続きをみる
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愛する者同士には… 言葉でなくても… 心で・・感じ取ることができる力があります。 「直感のシグナル」とでも言いましょうか。一般的には「虫の知らせ」と言うのでしょうか。 感じ取ったことがありますか? 私は、主人が亡くなる2、3年前から「この人…死んじゃうんじゃないかしら…」って・・・漠然と... 続きをみる
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ダメだ! ダメだ! ダメだ! 何を見ても… 何かにつけて…涙が溢れ出す。 こんなに弱い人間だったかっ! いやいや! そんなことはない。 夫との死別… 5年…。 生きてきたではないか! 愛する人との死別! 乗り越えようとしているではないか! 幸せだった… あの安らぎを知っているから… ただ…楽し... 続きをみる
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喉が痛い… 私の風邪はいつも喉からだった。 だけど… この…ご時世・・・ 少し不安な言葉がよぎる。 なんだか…胸が苦しいような気にもなってくる。 仕事と自宅の往復だった。 スーパーやコンビニには寄ったけれど…。 まさか、先週、思い立ち突如行った大阪で? しかし、大阪でもほとんど家にいた。 なっちゃ... 続きをみる
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終わった・・・・ 確かに終わった・・・・・ 何かが・・・・ 一つ・・・ 歌を忘れたカナリアの童謡がある。 昔聞いたことがあるような気がする。 彼は、 あっちゃんは、 亡くなる半年前から、急激に・・・ 笑顔を、笑い声を忘れていったような気がする。 ユーモアたっぷりで、人を笑わせたり楽しませたりするこ... 続きをみる
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緊急事態宣言を早く出すべきだと思う。 何故!危機感を感じない! もっと警戒すべきだろう! 季節の移ろい… 忌まわしい事件や事故… 社会の変動…等 何かにつけ「主人の死」と重ね合わせて見るようになった。 私が主人の心身の変貌に気づいた時には、もう…主人の死へのカウントダウンが始まって... 続きをみる
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休日! いつものように朝寝坊〜。 朝9時を少し過ぎた頃、携帯が鳴った。 ビデオ通話だ!娘からだ! 「どうした!何かあった?」 直ぐになっちゃんが写った。 「ばぁば〜お家に来て…。ばぁば〜」 「ばぁば〜お家に来て…。ばぁば〜」 決断は早かった! 歯磨き・・・終了! 洗顔・・・・終... 続きをみる
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(私は主人を亡くした年の春…早くも今と同じ心境だった。 桜が散って…風に乗って散らばるように…私も今…最期の居場所を探している。) やっぱり来た。 この場所に。 砂浜に面して植えてある桜の木・・・ 地面に落ちるのをためらっているのか少しだけ残っている桜の花が、吹いてくる潮風に抵抗してしがみつ... 続きをみる
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この道をまっすぐ進んだら、例え独りぼっちでも、仕事後の体を休め横になり…くつろげる場所がある。 そして、その少し手前には娘家族が暮らしている場所がある…。 ・・・そこにほぼ毎日寄っていた。 なんか…寂しくなっちゃった…。
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2日後に引越しを控えた娘から届いた久しぶりに長文のライン。 誤字! 脱字が沢山あります(私の部分) 嬉しくて… そして、寂しくて…
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母が死んだ時… 「お母さん」と・・・ 「お母さーん」って… これから一生…呼べない! 呼べる人がいない!…っと思ったらすごく哀しくて…。 父が死んだ時… 何でも、「お父さん!頼んだよ!」って言うと、 「おっしゃ!」って返って来て… お母さんが亡くなって7年…。 一人で頑張ってい... 続きをみる
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いよいよです。 娘家族にとっては、旅立ちの時です。 婿殿は新天地で、より一層頑張ることでしょう。 娘も仕事を始めようかっ…て気持ちになっているようです。 私はしばらく、ちょっと旅行する気分で大阪に遊びに行こうと思います。
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夢は、 春…ポカポカ天気の日に・・ コロナウィルスが収束!って訳にはいかないだろうが… 初めて、一人で大阪まで… 娘家族の住むマンションまで… 高速飛ばして行くことだ。 一人で… 車で大阪まで行くのは初めてで・・・ きっと… あの楽しかった時のことを思い出し、見る風景に夫の... 続きをみる
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何かが終わったような… そんな気がした。 夫の死から5年… 私は、 すごくすごく哀しくて、寂しくて…苦しくて…泣いてたあの頃を… 毎日毎日海に行っては、真っ暗になるまで ただ…空を見て・・・ …海を見て・・・ 泣いたあの時の気持ちを… 5年経って・・... 続きをみる
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今日から… 2年半ぶりに一緒にいることになります。 「しばらく家(実家)には帰られないから…(大阪へ引っ越す為)一緒に帰ろっ…」と・・・いうことで… 娘となのちゃんとゆりちゃんと家に帰りました。 2時間高速飛ばして…。 義母は、やっぱり…沢山料理を作って待っていてくれました。私の為... 続きをみる
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娘夫婦を見ていると 夫には、夫の役目… 妻には、妻の役目があって… 自然と「阿吽の呼吸」でことが進んでいく。 かつて、私達もそうであったように… あっちゃんの死後・・・ 自分自身の哀しみに暮れている中、娘の立場に立って考えたことがあった。 人は… 花嫁姿を見せられたから良かったね。(挙式後二ヶ月で... 続きをみる
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哀しくて… 哀しくて… 胸が締めつけられ… 腹の底から・・・ 胸の奥から…悲痛な思いが込み上げてきて… それが心の声として出てくるものの… でも何故か…、 何故か…涙が出てこない。 声を押し殺して 「あっちゃん…」って連呼しても… 声にならない声が出るだけで… 何... 続きをみる
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最後の晩餐…⁈ なのちゃんの誕生日…と ゆりちゃんの初節句…を兼ねて・・ ささやかなパーティーでしたが…。 ここに… 喜びがあります。 ここに… 笑顔があります。 ここで… 私の生きる意味があります。 だけど…こことはお別れです。
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主人が生きていたら… お互いの体のことを気に掛けながらそれぞれ自分の仕事に没頭し、きっと、それなりに充実した日々を過ごしていたのではないか…と思う。 いや!しかし… あの緊急入院したことを思えば、主人の体は元に戻ることなく、入退院を繰り返し、仕事もままならない状態で毎日を送っていたかも... 続きをみる
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毎日毎日…夜9時になると電話が鳴った。 携帯電話なんてなかったから・・ 9時になると… 家の固定電話がそれはそれは大きな音で鳴る。 リーンリーン!リーンリーン! 電話は2台あるものの… 一本の回線だから、両方の電話が鳴る。 電話の一台は私の部屋に置いた。 母は、毎日のことだか... 続きをみる
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思った通りだった。 甲状腺機能検査の結果 二週間程度薬を飲まなかったことで、私の体は甲状腺機能亢進症状態になっていたのだ。 先生は1ヶ月程で数値も正常化するだろうと言った。
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祥月命日 毎年…同じことを思う。 2015年1月20日午後4時11分 最愛の夫が永眠した。 5年が過ぎた… まだ、5年しか経っていない…? いや!もう…5年? 随分… あっちゃんと会っていないなぁ。 会いたくて… 触れたくて… この「愛おしい想い」は… 「哀しみ」は…これからも…「あっちゃんに会え... 続きをみる
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主人が息を引き取り… 23日間入院した病院を… 真っ白い布に包まれて… 出る時・・・1月20日… 主治医が私にこう・・・言った…。 「ご主人さんに…優しすぎましたね…」って・・。 その言葉が… あれからずっと… いや!今も…私を苦しめている。 もしかしたら私に対する慰めの言葉だっ... 続きをみる
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今年は、 私の気持ちと… 二人の軌跡の… 片付けをします。 今年もどうぞよろしく お願い致します。
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世間は9連休! 私も以前は・・・ 主人が生きていた頃は… この長い冬休みをどのように過ごそうか… いつから大阪へ行って吉本で笑い納めをしようか・・・そんな事で悩んでいたものだ。 主人が亡くなって… 盆も正月もなくなって… 仕事を辞めて… この場所で見つけた仕事が、丁度いいこと... 続きをみる
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今年の一文字は「安」だった。 「安保関連法案」が審議され、採決に国民の関心が高まったということで、安保の「安」とか、 異常気象やテロにより人々を「不安」にしたということで、「不安」の「安」とも… また、安倍首相の「安」でもある。などと言われている。 所詮「今年の一文字を考える」とか、「今年はこうだ... 続きをみる
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あの年の暮れは寒かった。 雪が降った…。 病室の窓ガラスから、徐々に積もりゆくその雪を・・・ 一面を白く…真っ白に、何もかもを隠していく雪を…ただぼんやりと眺めていた…。 私の横には、24時間の余命宣告を受けたあっちゃんが携帯を触っていた…。いつもと変わらない表情で。 自分の命が「今日... 続きをみる
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時々… いや!しばしば… 何もしたくない気持ちになる。 何もできないほど疲れてて… 一歩…も動きたくないほど…。 明日は早出で朝5時半には家を出なければならないのに・・ 0時を回っても夜中の1時…2時を過ぎても眠れなくて…「五分で深い眠りに就く」という音楽を聴いてみたりしたけれど1... 続きをみる
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ショウウィンドーに飾られたクリスマス。 その中に、ずっと踊っているサンタクロースがいた。何やら大きな声で笑ってもいる。 私は何故か… そのサンタクロースに釘付けになった。 おかしくって… どうしてこんなに楽しく笑うんだろう…って。見ていると、私もサンタクロースに向かって微笑みかけて... 続きをみる
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いつも…いつも 救急車のサイレンに体が反応した。 職場にかかる電話の音に、ビックっとなった。 勤務時間が終わり、携帯の着信音が鳴ると、声を聞くまで心臓がドキドキ痛かった。 いびき…でも・・・ 眠っている… 息をしながら眠っている姿を見なければ…何故かすごく怖かった。 いつ頃から... 続きをみる
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さぁさぁ! もう12月も三分の一終わったよ! 5回目目の主人がいない年末年始を迎えるんだぁ…。 もう・・5年…が経とうとしている。よく!生きられたものだ。誰に感謝する?やっぱり娘家族かな!それと、職場にいる同年代の職員! 笑わせてもらった!本当に! 一緒に頑張ろっ…とも思った! 私... 続きをみる
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人と一緒にいることが辛くて… 知り合いに会うことがしんどくて… 誰も知る人のいないところで暮らそうと… 一人暮らしを始めた訳だけれど… いつからか…気づいたよ! 私が、以前よく口にしていた言葉… そう深くは考えなかったけれど… 「努力は足し算!協力は掛け算」 努力することは「一人」でできる。 ... 続きをみる
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終わりって…あるのだろうか。 人生…何にでも「終わり」があるではないか! まさに…「死」も終わりを意味するが…。 受験も、 仕事も、 入院しても、 出産にしても、 必ず「終わり」があるではないか! 人生の行事の中で、「死」以外は、「終わり」を迎えた時、何らかの充実感の様な…ホッとした様な... 続きをみる
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A君は、中3で身長は170cm以上、体重も90Kgはある。普段は穏やかだが、突然不穏になり他害行為がある。 1か月に1、2回短期入所で学園を利用する。 その日土曜日… 私は早出勤務だった。 朝6時半入り。 男の子のユニットの早出だった。 A君がいることも、A君についての情報も自分なり... 続きをみる
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昔…から涙腺は弱かった。 テレビドラマを見ていても… 何かに…感動すると… 話しているうちにその感情が高まって… 涙となって表れることはよくあった。 主人が亡くなってからは… 本当によく泣いた。 毎日泣いた。 空を見て、海を見て…天井見て… 訳もなく泣いた。 そんな私だが…。 この頃…涙が出なくな... 続きをみる
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「ご協力していただけないのですね!他のお客様は、同じ様な状況にあっても協力して下さっているのに…。協力して下さらないのはお客さんだけです!」 その乗務員は、最初から、まるで私達が非常識な…悪いことをしているかのように・・・冷ややかな視線と温かみのない平べったい言葉を再三にわたり投げかけた。 私... 続きをみる
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悩みを直ぐに口にして相談出来る相手は、親でも親友でも姉妹でもなく…主人だった。 でも…主人は違っていた。 私には弱音一つ吐いたことがない。 悩みなんて…あったのだろうか? あったよね! 私が相手だから…。 言えなかったのだろう…。 経営の為の資金繰りも…自分の崩れゆく体の... 続きをみる