今…伝えなければ・・
いつも…寝る前に・・・
枕元の間接照明だけをつけて、少し高め目の白い天井をぼんやりと見つめ、そこから見えるあっちゃんの遺影に向かって…幸せだったか・・・と、尋ねます。
答えは返ってこない。
あの時から…あっちゃんは…
もう…この世に足をつけていなかったように感じます。
緊急入院してからです。
水の量も制限され食事は摂れず、一日中繋がれている点滴の数は、多い時で一度に6本で…体の至るところに血圧、心拍数を測る機械の為の管と…合わさって・・・沢山の管が・・人間の体ではないように…。
そんな中で…まともな話なんてできなくて、何を話したのでしょう。
たった…23日間の闘病生活だと分かっていれば…もっともっと…もっと聞きたいこと、確認したい事…知らなければならなかった事…話したはずなのに…。
そして…私の気持ちを
愛していると…
幸せだったと…
ありがとう・・・と
伝えたかったのに…。
伝えられないまま…。それが私を苦しめているのです。
そして…彼からも聞けなかった…。それが哀しみの根源です。
いつも…
毎日…
伝えよう
愛している人が、
そこにいるのなら…
ありがとう!って毎日伝えよう。
私に元気をくれて…
ありがとう!
