主人が亡くなりました。
私の最愛の人がいなくなりました。
突然のことでした。
まだまだこれからでした。
まだまだ未来が沢山残っていました。
だけど…
突然…
いなくなりました。
弱い息になりながら…
肩を上下する主人…
今、
まさに私達に別れを告げようとしていました。
私は思わず、
主人に向かって、
今までで1番大きな声で!
「◯◯ちゃん!
目を開けて!!」と、
叫びました!
生きろ!
何で死のうとしてるん?
まだやろ!
目を開けて…
立って!
起き上がって!って…
目の前の光景が・・・
はっきり見ているのに…
現実なのかどうなのか・・
分からなくなっていました。
「◯◯ちゃん……」
おい!
って・・・・。
起きろ!!って。

今…
大阪に来ています。
孫の誕生日に合わせて…。
娘と新大阪駅で待ち合わせをして、
娘は、仕事で、
約束していた時間に間に合わないらしく、私は高いカフェオレ(カフェオレが850円だって!)を飲んだ後、待合室の椅子に腰掛けています。
もちろん一人です。
あの日から・・・
でも気楽でいいです。
荷物も宅急便で送りました。
バックだけ…
自分だけ…
好きなだけ…
主人がいなくなってから…は。
主人は、私の声で…
驚いたように・・・
眼を見開きました。
あの時の目を忘れることができません。
いつも一人だけれど…
見つめられているようです。
11年・・・
変わったのは私ばかり。
止まったような時間の中で過ごさざるを得なかったのは…
幾つもの大切な事を諦めてしまったからだろうか。
「私」…私自身が失くなったように感じてしまったのは、
やはり…
主人が「死」んだからだろうか。
主人の死を哀しみ…愛しみ…
嘆き、泣きわめいていた…
あの頃が・・
少しずつ形を変え…
主人のことを憎くさえ思える時期があった。
主人が死んだ時・・
娘は嫁いだばかりで…
主人と二人の新たな人生が始まる時だった。
主人の50代を…
60代を…見ることもなく・・・
共に過ごすこともなく・・・
白髪が生えたかどうかは分からないけれど。白髪の主人を見ることもなく・・
60代の主人のしわしわな手を触ることも握ることもできずに・・
何もかも放り投げて…

いなくなった・・・。
でも…
今は…
どうだろう…
時々可哀想に思う…。
可愛い孫に会えなかったことを。
大好きな娘の旦那さんと一緒に大好きなお酒が飲めなかったことを。
そして、多分だけど…
大好きな私と一緒に年を重ねることができなかったことを。
最終的には…
主人のことを…
感謝するのかな。
まだ…
そんな仏様のような気持ちにはなれないね!
一人でも平気だけど…
一人じゃあ…
笑い合えないから。
