絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

究極の我慢…

車に飛び乗り・・・

 大音量の音楽かけて…

 あなたの名前叫んだ…

 そして、

 泣いて…

  喚いて…

    泣いて…


        

 私の名前呼んで駆けてきてほしくて。

 笑いながら…

 「ごめん!ごめん!   

      ここにいるよ!」って…

    生き返ってほしくて。

 

 そんな日がどのくらい続いただろうか。


 そして今、

 そんな…ことは…

    なくなったよ…って言った。

 


 だからって…

 忘れた訳でもなけりゃ…

  哀しみが消えた訳でも全くない。


 会いたくって…

 会いたくて…

 ぎゅーっと抱きしめたくて…

      

 その思いは、どんどん大きくなってるよ。

 

 毎日…

  我慢しているんだよ。

 仕事して紛らわせて。

 好きな物食べて適当に満足して。

 面白いYouTube見て気分を変えて笑ってみて。

 休みの日は一日中寝て考える時間を無くして。

 

 まさに…

   究極の我慢をしているんだよ!


 すごいよ!!

私の夢がまた膨らむ(笑)

 なっちゃんの夢は、アイスクリーム屋さんからパティシエになり、しばらく絵本作家だったのですが・・・

     何と今は「女優」です!!


 実は、私…

 

 女優になりたかったのです。

 歌手でもいいかな(笑)って。

 中学3年の時、国語の教科担と仲良くなり、今まで存在しなかった演劇部を立ち上げたことがあるのです。

 その年の校内の文化祭では、「野菊の墓」を上演しました。


 自分が演じるのも好きですが、他の部員に指導というか、助言するのも好きでした。


 小学校上学年の時から中学生まで雑誌で見た「タレント募集」の記事に夢中になり夢を膨らませ応募したものです。

 しかし母の鶴の一声…


   「辞めなさい!」・・・で、


   私の夢は終わってしまいました。


 なっちゃんが「女優」かぁ。


 私は大賛成です。

 楽しくなりました。一緒に養成所に通いたい気持ちです。(笑)

 


 夢を持つことは良いことです!

 「成りたい自分」を想像できるのは素晴らしいことです。

 いろいろな事に興味を持って下さい。

 たった一度の人生ですもの。

 「成れる自分」を信じて…


 胸を張って…

  いろいろ…

     挑戦して欲しいです。

人影とあなたの声

 明かりが点いているのは、いつも一つの部屋だけ…だった。


 仕事が終わって誰もいない家に帰り着くのはいつも3、4時間後には「明日」になる時間だった。


 出来合いの物を買って食べて、お風呂に入って、いつも座るソファーに座っていると、いつの間にか眠ってた。

 付けっぱなしになっている電気やテレビを消して寝室に行き、

 そこでまたテレビを付けた。


 興味がある番組がある訳でもないが…。

 何の音も誰の声も息遣いも聞こえない家の中…で、


 そのテレビの音が聞こえることが、「人がいる世界で生きている」証拠になっていた。そして、それは子守り唄のように深い眠りに誘う私の眠り薬でもあった。


 そうして…毎日毎日

 「音」を聴きながら眠った。

 シーンと静まりかえった暗い夜が怖かった訳ではない。が、

 その頃は「独り」を実感するのが哀しくて辛かったのかもしれない。


 それからずっと…

 今でも、

 テレビか音楽か…

 何かしらの「音」が聞こえる中で 眠っている。


 もう…

 主人が「ここ」にいなくても…

「独り」でも…

     辛くて泣くことはないし、

 これが私の人生なのだと諦めもついているのに。


 ただ…

 あっちの部屋も…

 こっちの部屋も…

 電気が灯る時間になると…

 

 すごく!!

       声が聞きたくなる…


    「声」が聞きたくなるのだ!