絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

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    鏡を見るのが嫌になる時があります。  私の携帯の写真ブックには、かなりの枚数の写真があります。  もちろん10年前の写真もあります。  携帯だと、人差し指をピィン!と上に弾くだけで過去のワンシーンを甦らせることができます。  大きなベッドに横たわる主人の横でマスクをした私が・・・ 辛そうに… それ... 続きをみる

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    先日…  奥様を亡くされたメル友からメールが届きました。 「心配かけてごめんなさい。  僕はまだ洗礼を受けていませんが、クリスチャンです。実は早くに3人目の子どもを亡くしています。子どもは無条件で天国にいけます。妻は天国で子どもと新しい生活をスタートさせていると思います。  僕もその時が来たら… ... 続きをみる

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     携帯を開いた時…  突然・・昔の写真が出てくる時がありますよね…。    音楽🎵が流れ…    ◯◯の思い出のような・・  今日…パッと携帯の画面に  なっちゃんの写真が写されたのです。  保育園に行く前でしょう。  まだ、大阪へ引っ越す前のことです。日付を見ると、  2019.5.17…  ... 続きをみる

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  • 更地に戻して・・・始めようっ

     道路に面した一方の壁は、丸型にして大きな窓(出窓)をつけよう!  リビングの角には六畳程度の和室を作り、お客様が来た時に対応できるようにしよう!  そして、リビングとその和室は、2、30cmの段差を付けて、開けるとそこに腰掛けられるように…。  皆んなで集まる場を作ろう。  娘の部屋には沢山の光... 続きをみる

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    もう…どうしようもないのに・・  主人は死んじゃったし…  あれから10年も経ったし…    私もいい加減…歳取ったし…  今更恋愛をする訳じゃなし、  今更バリバリ仕事して、キャリアバーサン狙っている訳じゃない。  旅行するにも足腰痛いし、そこら辺で終わるようになったし、  おまけに…  流行の... 続きをみる

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    10年間を無駄に生きてきてしまったのだろうか・・・。    そう思いたくはないが…。        時々…そう思う・・・  主人の死は、想定外だった。  その死後をどう生きるかが、私に課せられた使命であり、私自身の人間性であったり、力量(克服力、創造力)が試されたりする時間であったのではないだろう... 続きをみる

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    死別後を・・・   哀しみながらも「貴方の分まで…」と、背筋を伸ばして自信を持って生きることができなかった。  できれば…  死別者だと分からないように…  配偶者が「亡くなった」と言うことを知られないように…  何故かそんなふうにして生きてきてしまった。  どうしてそんな生き方をして来たのだろう... 続きをみる

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    心地よい言葉…      言われて嬉しいこと…      言って欲しい言葉…   聞きたい言葉…が私にはあります。        あの人の…    あの言葉に救われた!  あの時のあの言葉で…    気持ちが変わった!なんて…  人が生きていく上で、人からもらった言葉が「強み」になる事があります。... 続きをみる

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    ずっとそばにいると信じた人が…  突然いなくなって…  前にも横にも後ろにも、もうその姿を見ることはできない現実を突きつけられた時、  哀しむより他はないだろう。  探したよ!  初めの頃は・・・  車を停止した信号待ちで、  地元に帰った時は、よく通った場所で、  沖縄で、  人混みの中で…  ... 続きをみる

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  • 私の横は空いていた…

    葬儀場に並べられた椅子は、通路を挟んで、4席4席がきちんと整列されていた。     祭壇  ◯◯◯◯ ◯◯◯◯  ◯◯◯◯ ◯◯◯◯  ◯◯◯⭕️ ◯◯◯◯  ◯◯◯◯ ◯◯◯◯  私の前には妹が座った。  その横には、義弟(妹の夫)。  その横には姉がいた。  そして隣に義兄(姉の夫)が座っ た... 続きをみる

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  • 何もなくなればいい…

    遅出の仕事は、21時まで。    21時解放されてユニットの硬い扉を開けると、雨が降っていました。この頃朝夕は、秋の気配を感じることも多くなりました。  仕事が終わった疲労感と解放感。ユニットの入り口の傘立てには、透明の傘が2本ありましたが、何故がその時…  このまま歩こう!      …って思い... 続きをみる

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    なんだろう…  いつも感じるこの気持ちは・・・  特に早朝…  車を走らせ信号待ちで止まって、まだ暗い空を見上げている時に心が・・     「そう…」つぶやく。 「仕事が終わったらすぐ帰ろう・・」って…。  誰もいない独りぼっちのアパートだけど、私は一刻も早く「そこへ」帰りたいと思う。 「仕事が終... 続きをみる

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    10年という年月…     10年…経ったのかぁ・・・。  子どもの頃の1年、1年・・とはわけが違い…  ただ息をしているだけだったような・・・  哀しみが溢れ出ないように…  励ましの言葉や慰めはいらないから…  素性を隠し・・・      まさに「死んだように」生きてきました。      人生... 続きをみる

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  • 終わりは、始まり!!

     人は「終わり」が分かると安心する。  試験勉強だって、    登山だって、  治療にしても、  仕事も、  「終わり」が見えると嬉しくなる。    知的障害者施設で働く私は、利用者さんに「終わり」を伝えることを大切にしている。  学齢児を担当していた時には、一日の日程を表したカードを居室に掲げた... 続きをみる

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  • 死別と生きる⑰生きてきた!

    もう…そろそろ       終わりにしたい・・・  そう思う一方で、    消極的な生き方をしながらも、私は自分の心に素直に生きてきました。  「がむしゃら」にではなく、  「一生懸命」でもなく…  自由に…  プカプカ浮かんでいるかのように…  力を入れず、    気にせず、      思うよう... 続きをみる

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  • 死別と生きる⑯「終わり」を感じたい!

    知っていた…     分かってもいる・・・。    「幸せ」がある場所も…。    これから…どう過ごせばよいのか…    自分が望んでいることは何か…  今!しなければならない事は…も。              全部…  全部分かっている。  だけど…できない・・           動けない... 続きをみる

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  • こんな人生も…あり⁉︎

     仕事が終わって…  家に帰り駐車場に車を停めたら…  しばらく車の中で音楽を聴きながら過ごすことがある。    ぼーっと・・・     考えることなんて…なんにもない。  そう…  いつもいつも・・・  主人の事を考えている訳ではない。  なるべくなら、考えたくないくらいだ…。  悩みなんて… ... 続きをみる

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  • 春が来た!!っというのに・・

    休みの日は…  何処にもいかず…  ただ…ただ・・・       眠っています。  今日もそうでした。  ふと…目が覚め、  カーテンの向こうはまだ明るいことに安心し、   テレビのスイッチを入れました。  すると、  サザンオールスターズの🎵曲が流れてきました。  どうしたことでしょう…。  ... 続きをみる

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  • 究極の我慢…

    車に飛び乗り・・・  大音量の音楽かけて…  あなたの名前叫んだ…  そして、  泣いて…   喚いて…     泣いて…           私の名前呼んで駆けてきてほしくて。  笑いながら…  「ごめん!ごめん!          ここにいるよ!」って…     生き返ってほしくて。    そ... 続きをみる

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  • 諦めにも似た思い

     見えたり隠れたりする「幸せ」…  これでいいような…  悪いような…  諦めにも似た感情がある。  死別したことを悔やみ哀しみながら…  一人でのうのうと生きている私。  早くにこの世を去った主人を可哀想で無念だろうと思いながら…  あんな体の状態では、本人も生きていて辛いだろうと…    ・・... 続きをみる

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  • そんな貴方がうらやましい…

     世捨て人…のように…     生きてきて八年が過ぎ…  実家から離れ…  二人で暮らした家を捨て…  その町から離れ…  仕事を変え、結婚してから知り合った人達との交流を避け…  私はまるで・・・         別人を装い…  不幸を背負っている私であることを忘れたかのように…  私であって ... 続きをみる

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  • 人がいる家・・・

    人のいる家って  こんなにも暖かいものなのですね…。  義母が少し涙目で迎えてくれた。  私も思わず目頭が熱くなった。  その姿は…  以前とは随分違っていた。  歳をとったなぁ。  肌艶も良く薄く化粧もしているものの…  言葉に…  動きに…  目…に、以前のような力はない。  夫婦二人で寄り添... 続きをみる

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  • 主人は死んでいません!

     「旦那がおる時には、何でもかんでも多めに作って、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたから、いつでも食べ物があったんやけど…  今は、冷蔵庫空っぽ!の時があるんよねぇ。  ビール飲まんし、隣の従兄弟も、旦那が死んだから飲みに来んようになったし・・・  冷蔵庫もいらんわっ…。」   ・・・って、2年前の夏... 続きをみる

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  • 思い出④憎い肝硬変!

     無性に…  突然…  泣きたくなる時がある。  その日・・・は、  従姉妹のかよ姉ちゃんが…  私の心に降りてきた。       (今日はかよ姉ちゃんかぁ…)  かよ姉ちゃんは、母の姉の長女だった。  母は四人兄弟の末っ子。  母と母の姉(一番上)は、結構歳の離れた姉妹だった。  だから、かよ姉... 続きをみる

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  • 皺くちゃになってしまった心

     ぐちゃぐちゃに…   皺くちゃになってしまった心は、  以前のような皺のない心に戻ることはない。  それでも…  そのままでは…  何も吸収できず…  皺くちゃになっている角が…  たまに心に強く突き刺さり…  それが、痛くて…痛くて…。  悲しくて…  血が滲み…   また、皺が深くなるから…... 続きをみる

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  • 自分のことを許せない…

    そうしないと…    耐えられなかった…  目の前で、大切な人を失った自分を許せなかった。  愛する人を失った時の苦しみや絶望感は言葉で表すことなんてできない。人に話そうとも、分かってもらいたいとも思わないが…。  本当に苦しかった。   本当に・・・  だから、  誰も知る人のいない街へ…  あ... 続きをみる

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  • 心のバネの伸縮!

     遺骨を抱いて…  ずっと泣いていた…あの頃・・・  哀しみに押し潰されてしまうのではないか…と思った。    このまま私も…  死んでしまいたいような…  その方が楽なような…  それが一番いいような…  そんな事…を一人になっては…考えた。  それが…今・・・  仕事は、しんどいけれど面白くて... 続きをみる

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  • 瞳を閉じて・・

    この街に来て…3年が過ぎようとしているにもかかわらず… ほぼ毎日のように通う職場までの道なのに… 決まって… 行きに… 道に迷うことがある。 曲がらなければならない箇所を通り過ぎ・・真っ直ぐに… ただ…ただ・・走らせている時があるのだ。 あ!っと気がついて次の曲がり角で曲がる。 周りを見ているよう... 続きをみる

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  • 白衣恐怖症

    体が疲れ切っている…正月早々そう感じていた。    2ヶ月に一度、薬を貰うために病院へ通わなければならないのだが、年末年始で病院は休みだったし、もともと病院が大嫌いで、出来ることなら行きたくない私としては、『面倒くさいなぁ』という思いが先に立ち、常備薬として毎日服用している薬を10日以上飲まずにい... 続きをみる

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  • やさしい看板

    「空気いれてかれぇ〜」 面白い看板だと…以前から気になっていた。 通勤の車窓から見える。 帰り道、信号待ちで止まった。店の前。 やさしい…看板 「空気いれてかれぇ〜」 店の中から出て来たのは、笑顔の素敵な多分30代後半のお兄さん。 空気入れの長いホース片手に次々と空気を入れていく。 笑顔に言葉を添... 続きをみる

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  • いじめ

    夏休みも残り少なくなった今日、中高生の利用者と一緒に街中にある大きなイオンモールへショッピングに行った。 私にも覚えがあるが、煌びやかなショーウィンドウは見ているだけでも気持ちが高ぶる。まして…仲の良い友達が一緒だと一気に気持ちは加速する。 しかし…私の後ろを下を見ながら歩く一人の利用者がいる。 ... 続きをみる

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  • 心の向くまま…

    九州に台風15号が接近してる中…私も九州に向かいました。 台風みたいな…強烈な大型台風みたいな…私ですから・・・ (母の口癖を頂いて…) 丁度いいです。 車窓から見える雲は厚く見えますが、陽射しが差し込み…眩しいくらいです。新幹線に乗ると、隣りでいつも缶ビールを1.2本空けていたあっちゃんを思い出... 続きをみる

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  • 自由がない幸せ!

    自由になりたい…って… いつも…思っていた。 いつだったかなあー? よくあったなぁ。 一人なりたいとか… 好きなことして過ごしたい!とか…。 私だけの時間を自由に使いたい…なんて…昔はよく思ってたし口に出して言っていた…。 それは… 仕事に追われている時だったのかなぁー? 家事と育児にてんやわんや... 続きをみる

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  • シェア

    娘の携帯に… 雨の被害は大丈夫か?というラインやメールが幾つも届く。 次々と…届く。 その度に… 自分の街は大丈夫なこと。しかし隣の街は、ライフラインが止まってしまっていることや道路が寸断されていることなどの状況を知らせている。 さ そして今…自分にできることは、その情報をシェアして友達から友達に... 続きをみる

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  • 神も…仏もない…

    私の母は、仏教婦人会の会長を長年してきた。毎月のお寺の行事には欠かさず参加し、家の仏壇に手を合わせることは毎日の日課だった。そんな中で育った私達姉妹も事あるごとに仏壇の前に座り、正座して手を合わせた。 そんな、仏様に一番近いような母でさえも・・・ 実父は、幼少の頃に亡くし、実母も母が30代の時に他... 続きをみる

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  • いってきます!

    元旦は、宿直明けで、 2日は、一人でダラダラ過ごして、 今日3日は、また宿直で… なんというお正月! 私が選んだ人生だから仕方がないけれど、あまりにも味気ないというか…つまらないというか…正月早々・・損した感じ。 だけどこれは、 私の人生にとって始まりにしか過ぎないのだろうと思う。これから先幾度も... 続きをみる

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  • 絶望の底から見える私の本気

    問題を出すのは私…。 答えを決めるのも…私。 今年もここにいますか? います。あと1年はいます。 今年は、生きることに自信を持つため何にチャレンジしますか? サークル活動(ミュージカル)に参加します。 主人の死で、あらゆるものが無くなりました。何かを一つ取り戻しましょう。 それは…なんだろう。 繋... 続きをみる

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  • 私が選んだ最後の日

    いよいよ…今日で終わる。 1年の最後の日は、なんと宿直です。今日は、帰宅していない6人の利用者(高校生)と、娯楽スペースにあるテレビの周りにみんなで布団を持って来て、ごろごろしながら眠ります。 お菓子は決まった時間にしか食べられませんが、今日のテレビは、何時まででもOKです。 私も仲間に入ってテレ... 続きをみる

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  • お墓の前で崩れてしまいました…

    今日は、一人で高速を2時間走らせ義父母の待つ?家に帰りました。 目的は、スタッドレスタイヤ交換のためですが…。1か月に一度は、もう嫁ではなくなったとしても、あっちゃんの両親の元気な姿を見て安心して、私の近況を少しだけ話すためです。 帰りに、いつものようにお花屋さんに行き、まだ咲きかけの白い菊の花を... 続きをみる

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  • サンタのおばさん

    冬休みになって3日目はクリスマスだった。女子寮の利用者は冬休みと言えども、2名帰宅しただけで、まだ殆どが寮に残っていた。 利用者は帰宅を希望しているが、保護者にもいろいろな都合や思いがあって、年末年始と言えども、我が子を我が孫を受け入れる用意であったり、心づもりができていないのか…帰宅の申請はまだ... 続きをみる

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  • 話せる時が死を受け入れる時…

    心の何処かで… 一人になりたい…と・・ 誰も…私を知る人がいない街へ行きたいと・・そして、誰にも、 哀しみを背負って生きていることを悟られまいと・・ 生きて来たはずなのに…。 心の何処かで…求めていた。 この街で、 気心が許せるような仲間ができたら、私の事を話してみよう…。あっちゃんのことも、家か... 続きをみる

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  • あっちゃん誕生日

    今日…12月23日は、あっちゃんの誕生日。私の家には、天皇誕生日の祝日なんてない。30年近く…今日は、パパさん誕生日の祝日だった。 彼はもう…歳を重ねることはないのだろう。 私と同じ年になって、私があっちゃんの歳を追い越して、年の差が段々と広がっていく。 死別の哀しみはそこにある。 同じように歳を... 続きをみる

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  • 心の中まで鬼になりそう!

    やるしか…ないか! しばらく仕事に没頭してみよう。 心の癒しは、なっちゃん! お盆も働くことにしました。 仕事の鬼になる…。

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  • 生きていた・・

    去年の12月・・・ 「別れ」のカウントダウンが、突然に、そして静かに始まった。 そう! 12月から始まった。 そして、今年1月20日 あっちゃんとの人生が終わった。 だけど・・・・ 生きていた・・・ やっぱりこの場所で・・ あっちゃんがいなくても・・・ 思い出に囲まれて・・ たった一人だったけれど... 続きをみる

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  • 月命日に重なる想い「お母さん」

    「お母さんは、絶対に大丈夫や! 人間・・・ そんなに簡単に死ねない!」 暗い高速道路を猛スピードで走る車の中で交わしたあっちゃんとの会話だった。 13年前の6月22日、午前2時過ぎ、けたたましく鳴る電話の音で飛び起きた。時間的にも、ただ事ではないだろうと察した。 受話器の向こうから聞こえてきたのは... 続きをみる

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  • あっちゃんの夕日が沈んでいく!

    木漏れ日がすごく気持ちいい。 目を閉じて、車のシートを少しだけ倒して、好きな音楽でも聴いていたら、深い眠りに入ってしまいそう。 ・・・・そんな午後 私は、あの海にやって来た。 砂浜の波打ち際を散歩する夫婦がいた。太陽とは反対側の東の方角に向かって2人肩を並べて歩いている。 たまに、顔を見合わせ・・... 続きをみる

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  • 初めての出会い

    夏に行きたくても行けなかった思い出の海へやって来た。 海へ着くなり、私の目に飛び込んできたのは、静かに輝いている夏の終わりの海ではなく、緑と黄色の葉をつけた沢山の桜の木々だった。 その、緑色と黄色のコントラストがとても鮮やかで初々しく見えた。 美しい桃色の桜の季節から、青々とした新緑の季節を経て・... 続きをみる

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  • 一人ご飯

    お一人様・・・・・で! (昔こんなドラマありましたよね。) 一人で食堂に入るのには抵抗があった。 四人掛けのテーブルに一人で座るなんて・・・ 届けられる料理を見ても、一人分だと、なんとなく淋しい感じもする。料理を差し出す店員さんもなんだか素っ気なく感じる。 食事を美味しくするお喋りもない。 「これ... 続きをみる

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  • 私の居場所

    無駄なことだとは分かっていた。 だけど、 伝えたかった。 ただ知って欲しかった。 胸が張り裂けそうな悔しさと悲しさを少しでも分かって欲しかった。 できることなら、私の胸を切り裂いて見せてやりたいとも思った。 しかし・・・ 「こちらはそんな負担は一切お願いしていませんから・・・・。」 人件費、廃棄の... 続きをみる

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  • 失われた感情

    終わった・・・・ 確かに終わった・・・・・ 何かが・・・・ 一つ・・・ 歌を忘れたカナリアの童謡がある。 昔聞いたことがあるような気がする。 彼は、 あっちゃんは、 亡くなる半年前から、急激に・・・ 笑顔を、笑い声を忘れていったような気がする。 ユーモアたっぷりで、人を笑わせたり楽しませたりするこ... 続きをみる

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  • 逃げられない現実

    悲しんでばかりはいられなかった。 絶望的な現実がそこにはあった。 逃げられない現実が・・・。 私の事例は、「相続放棄事件」と名付けられた。 簡単に言えばこうだ。 「借金が払えない。」 「ならば、払わなくてもよい。」 但し、 「主人名義の財産を没収する。」 と、いうことだ。 主人名義の財産は、 車、... 続きをみる

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  • 会いたい

    明日・・・あっちゃんの 四十九日法要 会いたい。

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  • きいろい 涙

    その晩は、早く眠りについた。 明日からの久しぶりの仕事に、身が引き締まる思いもしていた。あっちゃんが、安定していると思っていたから、仕事が終わったら、あっちゃんの所へ飛んで行こうと、ワクワクさえしてた。 仕事をし始めて、3時間過ぎた頃、事務員さんが走って私の所にやって来た。よく見れば、片手に電話機... 続きをみる

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  • 静かな裏切り

    あっちゃんは、全てのことを受け入れていたような気がする。 どうしようにも回復しない肝臓のことも・・・・ 溜まってきた腹水のこと 抜けきれない尿の量 異様に腫れていく体を、 もしかしたら、 自分の死ですら・・・・ 1月19日 いつも通りあっちゃんと過ごして、私の心の中では余裕すら出ていた。 このまま... 続きをみる

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  • 最期の二人だけの大晦日

    私の家は、病院から40分の所にある。 同じ敷地内に義父母が暮らしている家がある。あっちゃんは、長男なのだ。 義父母には、帰ってもらった。 29日からの緊急入院騒ぎで、義父母も相当つかれているにもかかわらず、今日は、息子のたった24時間の死の宣告をうけ、さらに、その命の期限を「延命処置をしない」とい... 続きをみる

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  • 絶望・・・愛とは裏切りなのかもしれない

    「24時間の命」 2014年12月31日、医師から そう告げられた。 「えっ⁉︎今日死ぬってことですか?」 しっかり私の目を見てうなづく医師。 分かっていたような気がする。なんとなく予感してたような・・・。 「明日も、体すっちゃるからね。」 そう、約束したのに・・・・・。 二度と一緒にお風呂に入る... 続きをみる

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