同じ…伴侶との死別でも…
同じ伴侶との「死別」でも、
年齢…
死因…
その時の家族構成…
(幼い子どもや学齢期の子どもがいるor 離れて暮らしているor 嫁いでいるor いない等)
自分の両親や兄弟の有無…
(近所に…遠くに・・)
自分の仕事…
等々が絡み合って…
哀しみの深さが・・・
もちろん一番は、
死別した伴侶に対しての愛情の深さによるものかもしれないが・・・。
人の「哀しみ」には違いがあるようだ。
悲しみが深い方が良いとか浅い方が良いという訳ではないが…
やっぱり…人は、その人との「繋がりの強さ」で涙の量が違うみたいだ。
先日…
つい10日前にご主人を亡くされた職員が忌引き休暇を終えて職場復帰した。ちょうどお盆でもあった為もう少しゆっくりしておけばいいのに…と、思ったものの…
大きなお世話…だったようで・・・
本人は、いつもと変わらず話をする。たまに笑い声まで上げて。彼女は「気が紛れるから」と言った。それも私にはよく分かった。
しかし、その笑い声の底の底の深い部分に苦しみ、哀しみを隠し持っているのを知っている私は、
「そんなに詳しく話さなくても…」と口を挟みたくなった。
私は何にも話さなかったから…
忌引き休暇を終え、職場に出勤した時も、多分だけど…主人の話はほとんどしなかったから…
誰にも…。
いろいろなんだなぁ…って…
彼女の話がひと段落したところで、私はぎゅーとハグしてやりました。
これからの哀しみを知っているから…
