祥月命日
9回目の祥月命日…
怖いくらい・・・
時が過ぎてしまった…。
あっという間…だったような、そうでもなかったような・・・。
孫ができ、
私は独り生活もすっかり身につき、職場では仲間もでき、二人で築いた「あの家」に帰ることも少なくなり、私は「あの事」もまるで…なかったかのように…生きてきた。
泣く時は一人だった。
諦めるように…
少しずつ少しずつ…
涙といっしょに・・・
嘆き声と共に・・・
溶かしていった。
苦しみを、
哀しみを…
悔しさを・・・
でも…
9年経った今も同じように…
会いたくて…
会いたくて仕方ない。
ただ…
もう…
私の心の中が、
主人のことで「いっぱい」ならないようにしている…
ちょっぴり強くなった私がいる。
