絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2021年8月のブログ記事

  • 不要な時間

     8月が終わる。  夏が過ぎる。  嬉しいような…  淋しいような…    主人が好きな季節だった。  また…淋しげな季節がやってくる。    季節の移ろぎは…  時間の流れは…  主人を亡くし、  一人で…知らない街で…  これまでと違った暮らしを始めた時から・・・  時がどう過ぎようが…  速... 続きをみる

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  • 永遠の恋人!

     「あーぁ…⁉︎ 店長?     義理の兄なんですよぅ。」  直ぐにバレる嘘をよくもスラッと吐いたものだ…。    私は、仕事帰りにほぼ毎日主人が経営するコンビニに寄った。  仕事の裏方(発注や検品、掃除等)を手伝う事がよくあったし、店に行けば必ず顔を合わせる事ができ、すれ違い夫婦でもここでならし... 続きをみる

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  • 人生恐怖症…

     二ヶ月に1度病院へ行く。  薬をもらう為…。  甲状腺機能亢進症とコレステロールの薬と入眠剤(ベルソムラ)をもらう為。  受診では必ず血圧を測る。  分かっていることなのに…  痛くも痒くもないのに…  先生が怖いわけでもないのに…  上が180になることがある。  先生は、たわいもない話をしな... 続きをみる

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  • 空から主人が教えてくれる…

     家を出る時…  遺影に向かって手を合わせ…  「行ってきます!」と言う。  玄関の扉を閉め駐車場まで出ると、大きな空が広がる。  毎日毎日…  雨だろうが、嵐だろうが・・  空を見上げる。  そこに…主人がいるかのように・・  今日も空を仰いだ。  今日は、また夏日。  一気に夏に戻ったみたいだ... 続きをみる

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  • 強い肝臓と弱い肝臓

     婚礼家具を運んだ日…  以前は、お嫁さん側が嫁入り道具として、布団、洋・和ダンス、鏡台、食器棚に本棚、靴箱からベットまで用意した。家電もいくつかあったと思う。  挙式前の吉日に、  家具屋さんからそれら全てを寿トラックに乗せて二人の新居に運んだ。  私達の新婚生活は、主人が高校生の時に新築したと... 続きをみる

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  • もう一度!向日葵のように…

     職場とアパートの往復…  休日は・・・引きこもり…    姉から送られてきた写メで、まだまだ向日葵が綺麗に咲いていること知った。  娘が大阪に行ってから・・・  「一人」では…  出かけることがない私は、季節を感じ楽しむのは通勤中の車の中だけだ。  窓から入る風であったり…  街路樹の様…  空... 続きをみる

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  • 約束は…足跡で!

    夏の終わり… 沈む夕陽とのさよならを惜しみ… まだまだ… 夕陽色に照らしてくれる砂浜を… 別れづらそうに一歩一歩… この海での… 太陽にも負けない笑顔…と、 寄せる波のような笑い声… 大好きな人達と過ごしたキラキラした時間を思い出しながら… 「また遊べるよね!」って、 約束の足跡を… 一つ…二つ、... 続きをみる

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  • 実行犯は、コンビニだ!!

     休日は二人で遊んだ。  遊びに行った。  私はカレンダー通りの勤務だったので…毎週2連休!!  休日の1日は、家の事をして過ごした。そして時間があればとにかく寝た。  もう1日は…  主人と出かけた。    夕食は決まって外食だった。  肉が嫌いな私は、家で肉料理はほとんどしない。  だから主人... 続きをみる

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  • 同じ…伴侶との死別でも…

    同じ伴侶との「死別」でも、    年齢…    死因…  その時の家族構成… (幼い子どもや学齢期の子どもがいるor 離れて暮らしているor 嫁いでいるor いない等)    自分の両親や兄弟の有無… (近所に…遠くに・・)  自分の仕事…  等々が絡み合って…  哀しみの深さが・・・    もち... 続きをみる

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  • 心の闇 孤独国家!

    私は… 自分の周りしか見えない。 見えていない…。 見ようともしていなかった。 多分…あの日から・・・ 私の世界は徐々に狭くなっていった。 それを望んでもいた。 周りのことは、 見たくなかったし、 聞きたくなかったし、 言いたく(話したく)もなかった。 自分のことだけ考えた。 亡くなった主人のこと... 続きをみる

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  • いってらっしゃい…

    ずっと… 一緒にいれると思っていたのに…。 夏は、庭に大きなビニールプールを用意して孫達を遊ばせよう。近くにはそんなに綺麗じゃないけれど海がある。海水浴にも行こう。 秋には家の裏にある畑にできたさつまいも掘りをし焼き芋を作ろう。 冬は家族旅行だ。できれば年末年始は、どこかの温泉地で過ごそう。 春は... 続きをみる

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  • お盆です!儀式です!

     お盆…です。  還って来ましたか…。  見えませんが・・・  感じられませんが・・・  ここにいるのですか?  それでは、恒例の確認の儀式をやってみましょう。  「あっちゃん…   あっちゃん…   私の横にいるのなら・・・   この炎を左右に揺らして下さい」  そう…言って6回目!    上下... 続きをみる

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  • 「死別」を克服する為の要求!

     これが…  私の人生に課せられた試練なら…  それを乗り越える為に、次の四つのことを要求する! 1、愛する家族の健康と支え 2、生き甲斐となる仕事 3、安らげる広々とした家 4、いくらでも使える財産           ・・・・・無理か!    1番は大丈夫だろう…。  2番は少し妥協すればなん... 続きをみる

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  • 近づけない心…

     初盆を終え、一人暮らす我が家が、なんとなく…淋しく哀しく感じるようになり…自分の居場所を探し始めた頃のブログです。  今私が…ここにいる理由です。  家に帰れば一人・・ ・・・だが、  スープが冷めない距離よりも、もっと近くにあっちゃんの両親が住んでいる。  あっちゃんが生きていた頃は・・  夕... 続きをみる

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  • 台風なんて怖くない!

     昨日は…  ニュースで台風は、温帯低気圧に変わった…と言っていたのに・・  強い風が吹く中の出勤だった。  雨はそれほどでもなかった。  しかし、台風が近づいているかのような風だった。    時折、車が揺れる。  窓を閉め大音量で音楽を掛け進んだ。街行く人達は、傘をささずに歩いていた。  そうか... 続きをみる

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  • どうして死ぬんだろう…

     職場に着いて、出勤簿に押印しようとすると…  休日出勤の管理職員に、 「義香さん!勤務変更お願いしたいのですが…。」と言われた。  暑い中…駐車場から歩いてきた私は、  思わず・・・  凄い顔と、  低い声で、  「えっ!いつですか?」と答えてしまった。  2日後の勤務変更だった。    せっか... 続きをみる

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  • 幸せの長距離ランナー

     運動会の短距離走で転けてしまったら・・  直ぐに起き上がり、また全力で走るか。  泣きながら駆け足程度で前に進むか。  泣いてその場に立ち、先生が声を掛けてくれるのを待ち先生と一緒にゴールするか。  人が見ていると…  誰かが応援してくれていると…  愛する人達を思うと…凄い力が沸いてくる。  ... 続きをみる

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  • 鬼嫁の淋し…冷たい夏

    「お盆は家に帰る?  緊急事態宣言出てるし、コロナ禍だから、おばあちゃん嫌がるだろうね。でも、もう一年家に帰ってないよ。お母さんどうする?」…って娘からの電話。 「1ヵ月は無理でも、2ヵ月に一度は帰ります。」…って言って、最低限の荷物…車に積んで家を出た。    そう…あの時も・・・  暑かったな... 続きをみる

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  • 人生大損!

    「義香さん、肉食べないから…。  近所に料理好きな人がいて、何でも・・九州で有名な◯◯弁当を再現して作ったらしく「3つ」もらったんだけど、食べてくれない?昼ご飯に!」  私は肉が嫌い。  唐揚げは好き。  鶏肉ならば、料理方法によっては食べることができる。  だけど牛肉や豚肉は…どうも…食べられな... 続きをみる

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  • ごまかし…ごまかし生きている…

    哀しさを… 淋しさを… 仕事で紛らわし、 韓ドラで紛らわし、 好きなものを食べて…紛らわし、 一日中寝て…紛らわし・・・ 何かで… 紛らわし… 紛らわし…でしか生きられないなんて・・・ それでも今は、「紛らわす」力がある。 そのうち、 「紛らわす」力が失われていったら・・・ もっと、 最大にして最... 続きをみる

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  • 哀しみの第三波…

    今はまだ… このままでいいけれど・・・ いつか… 近い将来… 必ず・・やってくると思う。 第三波の猛烈な波…。 主人を突然失なった時… 私の命も人生も、そう…長くはないと思った。 そして、 いろいろな問題を片付けながら、平常な日々を取り戻していく中で、突然の様に「主人が死んだこと…」・・・ 「他と... 続きをみる

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