絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

空から主人が教えてくれる…

 家を出る時…

 遺影に向かってを合わせ…

 「行ってきます!」と言う。


 玄関の扉を閉め駐車場まで出ると、大きな空が広がる。

 毎日毎日…

 雨だろうが、嵐だろうが・・

 空を見上げる。


 そこに…主人がいるかのように・・


 今日も空を仰いだ。

 今日は、また夏日。

 一気に夏に戻ったみたいだった。

 朝から生温い風…


「今日も頑張るしかないか!」と、右上の空を見上げた。


 白い月が出ていた。



 白い月…が好きなんだなぁ。


 黄色い月は、決して揺らぐことのない自己の存在の主張と強いエネルギーを感じる。

 白い月は、何かが舞い降りてきそうな…神秘的で女性的な美しさを感じる。

 青い空に浮かんでいると…微笑んでいるようにさえ見える。


 私はいつのころからか…


 この白い月の中に文字が見えるようになった。


 今日は「」の字が見えた!


 手を怪我するのかなぁ?

 それとも…

 上から何か落ちてくる物を取る?

 …なんて・・思いながら車を走らせた。


 そうしたら…朝礼で急に、

「義香さん、昨日ワクチン接種で行けなかったので今日、小グループ活動お願いします」って言われた。


 午後から、男性職員と二人で4人の利用者さん連れてモスバーガーに行った。

 

 すると、

「僕!今日おごりますよ。モスシェイクコーヒーでいいですか?」って!


「えー本当?」


「はい」


男の人から…

しかも随分年下の・・

おごってもらうの「初めて…」かも…!


ついつい嬉しくて!

シェイク美味しくて!


「ありがとうー❣️」って両握手しましたよ!


 『あー!なるほど・・・

       これだったのか!!』

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