空から主人が教えてくれる…
家を出る時…
遺影に向かって手を合わせ…
「行ってきます!」と言う。
玄関の扉を閉め駐車場まで出ると、大きな空が広がる。
毎日毎日…
雨だろうが、嵐だろうが・・
空を見上げる。
そこに…主人がいるかのように・・
今日も空を仰いだ。
今日は、また夏日。
一気に夏に戻ったみたいだった。
朝から生温い風…
「今日も頑張るしかないか!」と、右上の空を見上げた。
白い月が出ていた。
白い月…が好きなんだなぁ。
黄色い月は、決して揺らぐことのない自己の存在の主張と強いエネルギーを感じる。
白い月は、何かが舞い降りてきそうな…神秘的で女性的な美しさを感じる。
青い空に浮かんでいると…微笑んでいるようにさえ見える。
私はいつのころからか…
この白い月の中に文字が見えるようになった。
今日は「手」の字が見えた!
手を怪我するのかなぁ?
それとも…
上から何か落ちてくる物を取る?
…なんて・・思いながら車を走らせた。
そうしたら…朝礼で急に、
「義香さん、昨日ワクチン接種で行けなかったので今日、小グループ活動お願いします」って言われた。
午後から、男性職員と二人で4人の利用者さん連れてモスバーガーに行った。
すると、
「僕!今日おごりますよ。モスシェイクコーヒーでいいですか?」って!
「えー本当?」
「はい」
男の人から…
しかも随分年下の・・
おごってもらうの「初めて…」かも…!
ついつい嬉しくて!
シェイク美味しくて!
「ありがとうー❣️」って両手で握手しましたよ!
『あー!なるほど・・・
これだったのか!!』
