両親を亡くし…

　夫と死別し・・・　　

　小さなアパートで一人暮らし・・・

　なんて…

　今、勤めている職場には、私の様な環境に在る人は誰もいない。

　

　私だけだ！…

　私は本当に不幸だ！　　惨めだ！

　と、ここで…以前なら悔しくて哀しくて胸が締め付けられ泣いていた！

　今も、たまにはある！

　しかし・・・いつまでもそう…ではない。「それがどうした！」って言葉を自分自身に投げつけることができる。

　確かに…今でも、

　肩を並べて歩いている姿を見ると、目を背向けたくなることがある。

「旦那がね〜」なんて、お喋りには耳を塞ぎたくもなる。

　話している本人達には愚痴であっても、私には羨ましくて…。

　羨ましくて・・・

　悔しくて・・・

　確かに、

　人よりも…淋しい人生だ！

　人より…静かな人生だ！

　人よりも…哀しい人生かもしれない！

　だけど・・・

　いつ…私の人生に終わりが来ても…私は、笑顔でいれる自信がある。

　人よりも…余裕のある人生だ！