自分で自分の心を抱きしめて
泣けば…泣くほど哀しくなった…
時も経てば…
経つほど哀しくなっていく。
終わりのない哀しみの日々に…疲れてしまった。
生きている限り続くであろうこの「哀しみ」…突然容赦無く襲ってくる「哀しみ」…に・・・
「哀しむ」ことに…
疲れてしまった。
哀しめば…哀しむほど・・哀しくなるのであれば・・・
哀しまなければいい…と考えた。
そう…!最近・・・
腹の底から笑う事があった。
心から感動することもあった。
嬉しくて…一人になった時、誰にも聞こえないように「やったー」と車の中で両手を挙げて喜んだ事もあった。
1日の終わりに…
自分で自分を慰めて…褒めて…
自分で自分の壊れそうな心を抱きしめて・・
淋しくて…なんか悔しくて…どうしようもない時もあるけれど、
今は仕事をする事が私の心の安定を保っているように思えた。
月めくりのカレンダーは残り1枚となった。
2度目のあっちゃんがいない年末を迎えようとしている。
去年の年末は、娘夫婦と温泉宿で年末を過ごし、新しい年を迎えた。あっちゃんのいない初めてのお正月。お節料理やお雑煮を前に、ここにあっちゃんが居たら…と、思いながら頂いた。ここに居たら…大好きな日本酒を美味しそうに…嬉しそうに呑んでいるだろうと…考えながら。
なんとも冴えない淋しい一年の幕開けだった。
多分…私はこれから先この世にいる限り…もうお正月を喜んで迎えることはないだろうと思う。
しかし今年は可愛いなっちゃんがいる。
どんな年末になるのだろう…
