絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

主人が待ってくれていたら…

   「お母さん!

 23日から実家に帰るけど…

 お母さんも久しぶりに帰らん?」


 「婆ちゃん喜ぶと思うよ…」って。


 婆ちゃん(義母)⁈

 婆ちゃんが本当に⁉︎

       喜ぶかぁ⁉︎(笑)

 

 コロナになってから…

 いや、それ以前からかもしれない。3年は帰っていない。しかし今は便利なもので、テレビ電話やメールがある。だからか、そんなに「会ってない感」はしない。

 その日は、朝から雨。

 この頃の天気予報はよく当たる。

 

 「100%晴れ女」と言われた私も、やはりイマイチのる気にならない気持ちのせいか…

 起きてみると予報通り雨が降っていた。


 新幹線の時刻表も見ず、 

 ダラダラ過ごしているところへ娘からの電話。


 「気分屋のお母さん!

  気分は乗ったかい!」


 主人がいないとはいえ…

 嫁には違いない。

 お世話にもなった。

 感謝もしている。

 しかも行けば、娘家族が待っている!


 よし!

 重い腰を上げキャリーバック持って玄関を開けたら…


 雨…


 雨が止んでいた!!


 主人が待ってくれている…⁉︎

  

     傘も玄関に置いて!


 空を見上げてありがとう。

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