絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

90秒の奇跡

 昨日は、

 早出出勤で…

 朝から雨!雨…


 憂鬱な気持ちで運転していました。

 目的の職場が見える橋を渡り終えたら・・・

 県道を1キロばかり進む道と、左に直角に曲がり土手を走る道があります。

 いつも私は、土手コースで通勤しています。


 春は、オレンジ色の草花が咲き乱れ、夏は、その横を流れる大きな川で、カヌーや魚釣りを楽しむ人の姿が見られます。秋は、ススキ…。

 12月中旬には、土手の両側は市役所の職員でしょうか、業者さんでしょうか…すっかり草という草を刈り取り、なんともスッキリした土手に生まれ変わります。


 春に咲く…

 可愛い花を待っているようです。


 その土手を通る90秒間・・

 早出出勤なら真っ暗です。

 遅出の帰りも真っ暗です。

 三途の川のような…⁉︎


  そう…見える時があります。


 少しだけカーブのある小道です。そこをゆっくり走るのです。


 夏でも冬でも、犬を連れて散歩している人やただひたすら真っ暗な道を歩いている人が、突然車のライトの先に現れ!!

 ギョッ!

 何?幽霊?なんて…


 驚くことも少なくありません。

 

 今日も真っ暗な冷たい雨が降る中ゆっくり車を走らせました。

 

 この道を通るたび、

 

 必ずすることがあります。

 それは、窓を少し開けてみます。

 

 寒くても、

 暑くても…


 「季節の匂い」がします。微かに…

 そして、

 風に混じって、

 この道を通る90秒…の間に、

 

 「頑張れ!」

 「お疲れ様」

 って主人の声が聞こえてきそうな気がするのです。


 だから…そっと

    耳を澄ましてみるのです。

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