主人は死んでいません!
「旦那がおる時には、何でもかんでも多めに作って、冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたから、いつでも食べ物があったんやけど…
今は、冷蔵庫空っぽ!の時があるんよねぇ。
ビール飲まんし、隣の従兄弟も、旦那が死んだから飲みに来んようになったし・・・
冷蔵庫もいらんわっ…。」
・・・って、2年前の夏に突然夫を亡くした職員が話す。
「旦那がいた時には、畑の草刈っといてあげるねー」って、来よったおばさんが、旦那が死ぬなり来んようになったんよねー!
どういうこと・・・(笑)」
なんて…
夫を亡くして2年になる職員が、
時に笑いながら話している。私達の前だと、旦那さんのことを愚痴ってみたり、笑い話にしてみたり…。
私は・・・
もうずいぶん経つのに…
この街に来てから…
主人と「死別」していることは隠している…。
だから、
沢山ある笑い話もできやしない。
素敵な主人との思い出話もできやしない!!
旦那は死んだんよ・・・って…
そう…言ったら・・・
楽になるのかなぁ?
でも
「死んだんよ」なんて…
何故か言えないんだよねぇ。
