絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

そんな貴方がうらやましい…

 世捨て人…のように…
    生きてきて八年が過ぎ…


 実家から離れ…
 二人で暮らした家を捨て…
 その町から離れ…
 仕事を変え、結婚してから知り合った人達との交流を避け…



 私はまるで・・・
        別人を装い…


 不幸を背負っている私であることを忘れたかのように…


 私であって
  私ではなく…


 私でないようで
    私そのもので…。

 周りの皆んなが私のこと知らないから…
 主人のお葬式に来ていないし…
 喪服姿の私を…
 泣き泣き挨拶している私を知らないから…


 見ていないから…


 例え・・・
 始めは作っていた笑顔が…
 いつしか本当の笑い声になって…


 寂し悔しい一人芝居の日々が…
 いつ頃からか…
 気軽な一人生活だと感じることも多くなって…


 自分ばかりを責めていた「夫の死」だったけれど…
 今では自分以外の人や事柄を責めるようになって…


 少しずつ…
  少しずつ…楽になった。



 気づいたら…



 可愛い可愛い娘に、

     腕や顔や手を撫でられながら…

 両脇から両親に優しく声を掛けられながら…
 正面では愛する妻が、

     必死に貴方の名前を呼び…


 そんな中で… 
    そんな中で静かに…
 安らかに眠りについた

    貴方が羨ましく思える…


        ...そんな時がある。

×

非ログインユーザーとして返信する