「死別力」というものがあるならば…
穏やかに過ぎる毎日が、
どんなに幸せなことか・・。
ただ・・・
ただ残念なことに、
私には上等な特技も…
一人で夢中になれる趣味も…ない。
この穏やかな時間を…
有り余るほどの自由な時間を…
生かせる術を持ち合わせていないという訳だ。
特技や趣味…
興味や関心…
それは、
生き抜く為の方法を見つける大きな大きな手掛かりになったはずだ。
一人であることを、「幸せ」とまで思わせるほどの力にもなっただろうと思う。
気づくと…
狭い狭い…
小さな小さな世界に入り込み、その中で私自身も小さくなってしまっていた。周りから見えにくくなることで少しは楽になったものの…
沢山のものを失ってしまったような気がする。
悲しいことに…
大好きな韓ドラを見ることが…
1日の中で一番好きな睡眠時間が…
たったこれだけが・・・
私の安らぎなり、世間の様々な雑音から遠ざけてくれる大切な時間になっていた。
しかし、テレビを見るか寝てるか…だけなんて・・
これから後何年…
生きるか知らないが・・
私の…
私の為の…
私による…
生き方ができれば・・・
私に丁度いい…
一人を強みにできる生き方を…。
