帰りの新幹線…の中・・・

「また！来るからね…」って玄関先で。

　突然泣き顔になり声を上げて泣き出すゆりちゃん…

　思わず…ばぁばも目頭熱く…

　飛び乗ったタクシーの中で泣いちゃいました。

　そして…

　新幹線…

　結構好きなんです。

　沢山でワイワイ行く旅も良いけれど、一人で揺られ…のんびりと…

　窓の外とコーヒーが友の一人旅…

　案外…乙なものです。

　子ども達の成長は早いです。

　私の老化も早いです。

　ならば…

　まだ「ばぁば！ばぁば…」言ってくれるうちに…

　抱っこして、追いかけられるうちに…

　沢山…たくさん会いましょう。

　

　いつまでも…「できる」と思ったら…そうでもありませんから。

　ゆりちゃんの泣き顔を思い出し…

　なっちゃんの我慢している立ち姿を思い出し…

　満面の笑みで手を振る娘を思い出し…

　三人席の窓側に座って…こっそり…

　涙している私です。

　帰る場所に…

　主人がいるならば…

　誰か…

　待っている人がいるならば…

　また・・

　この想いは違ったでしょう。

　一人…

　新幹線に揺られ・・・

　娘達に感謝しながら…

　私が元気にしていることが一番の「子孝行」だと…思いを新たにしました。