死別と生きる⑫死別後に生まれた喜び
「人」として…
生まれたことの一番の「幸せ」は、
人を「愛する心」を知ったことだと思う。
「愛おしくて…愛おしくて・・」そんな気持ちを味わうことが出来たこと…
生きててよかった。
だけど…
生きていると…
これ以上ない苦しみを味わうことになる。
「愛する」ことを知ることが一番の「幸せ」ならば・・・
その「一番」を失う時がくる…
一番の喜びが、
一番の…
「哀しみ」となる…。
そんなこと知ってりゃ…
始めから「愛」したりしたくもない!
だけど…
そんな味わいたくもない…
哀しみを知ってしまったからこそ、
私は、私の「人生」を、
良くも悪くも誰よりも深く生きている様な気がする。
今…
私の周りにいる愛しい人達への「愛」は、半端ない。
「愛おしく」てたまらない…。
しかしその反面、
人にも…
社会生活にも…
偏りができてしまったことを痛切に感じる。
だけどそれは、
「正直に生きていく」私自身に出会えたと・・・喜ぼう。
