もし…あなたが生きていたら・・
主人が生きていたら…って・・
何度…想像しただろう。
毎日毎日思ってた。
毎日毎日探してた。
毎日毎日・・・
旅行先の道中で…
買い物をしているスーパーで…
通勤中に…
暗い夜道を歩いているときに…
車窓からふと見る光景に…
あの時の優しいままの主人の元気で笑顔いっぱいの姿を想像した。
私の生き方なんて…
どう過ごそうが…
何をしようが…
一人だろうが…
生きているこの時間がどう過ぎようが・・・
どうでもよかった。
ただ、あなたを…
生きているあなたを想像した。
そしてほら!
横断歩道を朝早くから、仲良く連れ添って歩いているあなた達よりは、私達の方がお似合いよ…!って。
サングラスかけて運転している隣の車のあなたよりは、数倍!主人の方がカッコイイよと…。
「義香さん!お疲れ!早く帰ってゆっくり休んで下さいね!」って、肩を叩いてくれるあなたよりは、優しい言葉は少なめだけど、大好きなお菓子買って来てくれるよ…!って。
あなたばかりを追っていたよ。
家に帰ったら、
「お帰り〜」って聞こえないかなぁ。って。
誰もいないのに、
「ただいまっ」って言ってみる。
あなたがいたら…なぁ・・・。
未だに信じられない時がある。
主人が「死んだ」ってこと。
二度と「会えない」ってこと。
私が、「主人のいない世界」で生きていること。
それにしても、
随分短くなった
「1年間」という時間…。
いつからか…
また、
その時間を「大切」に思うようになってきた。
あなたとは、
会えないから…
生きている時間なんて・・・
あっという間だから…。
