「キューと一杯」やってるかぁ?
暑い夏が来た!
主人が大好きな夏だ!
祭りが大好きだった!
生ビール片手に屋台でイカ焼き買って…
暑い夜だけど…
その暑さが不快に感じることもなく…
首筋を流れる汗も…
あの頃は、
キラキラ輝いて見えたなぁ。
うちわで仰いだぬるい風…
娘の手を取り…屋台が続く道を歩く。
随分前のことだけど・・
コンビニを経営していた頃も、
どこかで花火が上がると聞けば、駐車場の一角にテントを張り、そこで、ジュースやジャンボフランク、唐揚げを売った。
音楽を流し…祭り気分・・・。
軽快に踊ってみたりした。
花火会場に向かう為、車が長い列をなす。
「いらっしゃいませ〜
いらっしゃいませ〜
美味しい唐揚げはいかがですかぁ〜」
「焼きたてのフランクフルト!どうですか〜」なんて…
車道に飛び出そうなほど車に近づき、大声で呼び込みをする私の横で、恥ずかしそうに、それでも嬉しそうに見てたよねぇ。
「あっちゃんも声出しいよ!」
「おぅ…」…って…
はい!
はい!
呼び込みは私の仕事ですね!
ひと騒ぎした後、
決まって、
「もう、帰れ!」って…必ず私を早めに帰した。
私の体のことを気遣ってくれて…って思っていたけれど…本当は・・
暑い暑い夜…
仕事の疲れを…
夏の…いつもと違う少し刺激的な日に、キューと一杯…
夜空の下で飲みたかったんでしょう。店には売るほどお酒はあるし!
誰からも…
何も言われることなく…
キューと!一杯!!ね!
あっちゃん!
お疲れ様でした。
今もやってるよね!!
キューと!