絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

「キューと一杯」やってるかぁ?

暑い夏が来た!

主人が大好きな夏だ!


祭りが大好きだった!

生ビール片手に屋台でイカ焼き買って…

暑い夜だけど…

その暑さが不快に感じることもなく…

首筋を流れる汗も…

あの頃は、

キラキラ輝いて見えたなぁ。


うちわで仰いだぬるい風…

娘の手を取り…屋台が続く道を歩く。


随分前のことだけど・・



コンビニを経営していた頃も、

どこかで花火が上がると聞けば、駐車場の一角にテントを張り、そこで、ジュースやジャンボフランク、唐揚げを売った。

音楽を流し…祭り気分・・・。


軽快に踊ってみたりした。


花火会場に向かう為、車が長い列をなす。


「いらっしゃいませ〜

 いらっしゃいませ〜

 美味しい唐揚げはいかがですかぁ〜」


「焼きたてのフランクフルト!どうですか〜」なんて…


 車道に飛び出そうなほど車に近づき、大声で呼び込みをする私の横で、恥ずかしそうに、それでも嬉しそうに見てたよねぇ。


「あっちゃんも声出しいよ!」


「おぅ…」…って…

 

 はい!

 はい!


 呼び込みは私の仕事ですね!  


 ひと騒ぎした後、

 決まって、

「もう、帰れ!」って…必ず私を早めに帰した。


 私の体のことを気遣ってくれて…って思っていたけれど…本当は・・

 

 暑い暑い夜…

 仕事の疲れを…

 夏の…いつもと違う少し刺激的な日に、キューと一杯…

 夜空の下で飲みたかったんでしょう。店には売るほどお酒はあるし!


 誰からも…

 何も言われることなく…


 キューと!一杯!!ね!


 あっちゃん!

 お疲れ様でした。


 今もやってるよね!!


 キューと!

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