ツツジ色に染まる日を待って…
ツツジ色の街を車で走った。
きっと!
窓を開けると甘い匂いがするのだろう。
車道に沿うように、白、薄い桃色、濃い桃色のツツジが咲きほこり行き交う人々の目を楽しませてくれる。しかもゴールデンウィーク突入とのことで、一段と人も街も…華やいでも見える。
ツツジ色は、今の人々の心色。
しかし、今年もやっぱり、いや今年は尚更その楽しげな波に乗れない私がいた。
いつまで続くのだろう。
この高揚感のない…
つまらないとしか…
感じられなくなった心情が…
波打つことがなくなってしまった
心の波動が…。
いつまで続くのだろう…。
あえて出さなかったゴールデンウィーク中の休み希望。
どこに行く当てもなく、
どこへ行っても人集りを…まだ素直に見れないから…
仕事をしていた方が気が楽で…
思い起こしてみても、
あっちゃんの死後、私の気持ちを救ってくれたのは、
人でも…
時間でも…なく・・・
仕事だったから。
私が立つ位置を教えてくれ、
今やるべき事で、「哀しみ」という気持ちを紛らわせてくれた。
一時的でも…その間だけでも…
私が私でいられた。
あっちゃんが知っている元気で明るい私でいられた。
早く終わらないかなぁ。
ゴールデンウィーク。