トラウマ 「恐怖の電話」
元日…
お昼12時30分に仕事を終え、なっちゃんの待つ娘の家に向かった。
大晦日、正月…と仕事だった。
2日は、休みをとっていた。娘家族と義父母の住む家に帰る予定にしていたからだ。
しかし…
なっちゃんが熱い!
年末から風邪を引いたようだ。
義母は毎年のように御節料理と雑煮を作って待っていてくれる。
待っているのは、血の繋がりのある孫である娘となっちゃんなのだが…。
それは一向に構わない。
私は、料理上手なお義母さんのお雑煮をいただく事が、一年に一度の楽しみなのだ。
しかし、今回のお正月の帰省は延期にする事にした。
元旦の夜…一人アパートに帰った。
一日中眠れなかった。
なっちゃんの熱が気になり…
電話が鳴るのではないか…と心配で…
救急車のサイレンが…耳につき…
眠れなかった…。
次の日、病院へ行ったとメールが来た。扁桃腺に膿ができたと…
2日の夜…も…また心配で眠れない。
あっちゃんが緊急入院したあの日から、私は夜に鳴る電話の音が怖くて…怖くてたまらない!