絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2019年10月のブログ記事

  • 最期の仕事は…。

     いつか必ずやってくる「死」を考えない時はない。 「死ぬのが怖い」のではなく、「私はどんな死に方をするのだろうか」と考える。  その時、側には娘家族さえいてくれればいい…。  いやいや!  娘だけで…いい。    まてよ!  それでは娘が心細いだろうから…。  いや!  誰もいなくてもいい…。  ... 続きをみる

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  • 結婚するって幸せなことなのかしら…

    主人が死んだ後… 一番そばにいて欲しかったのは母だったのかもしれない。 今も…生きていてくれれば…  私の居場所も…  生き方も随分違ったと思う。 私は迷わず…実家に帰っただろうし、母のもとで過ごしただろう。 豊かな自然に囲まれた美しい場所で…。    あくまでも…母が生きていれば…の話であるが…... 続きをみる

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  • タッチにギュッ!

     なっちゃんが、  バイバイをする時… 「ばぁば。  タッチとギュー!」と言う。  そう!  今一番…私が求めているものは・・  ギューッと抱きしめてくれる…  力強くって…  安心できる…  あの両腕・・で  あっちゃんに「ギュー」してもらいたいんだ!

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  • 私も母のようになりたい!

     母を思う時…  いつも笑っていて…  いつも白い割烹着着て…台所に立っていて…  料理が上手で…  母のちらし寿司は天下一品だった。  じっと座っていることがなくて… 走り回っていて… 「ポクッと死にたい!」が口癖で…  本当にポクッ!っと死んでしまうものだから・・・  その潔さに…  哀しく驚... 続きをみる

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  • 私の大切な三人は貴女を見てる…。

     10月21日  分娩室の前で、心待ちに待っていてくれた人…  あっちゃんは、ビデオカメラを持って…  母は、両手を握りしめて…  父は、母の横に座り神妙な顔つきで…  元気な貴女の産声…を待っていた。  今日は、娘の誕生日!  ありがとう…そしておめでとう!    生きて!  生きて!  元気に... 続きをみる

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  • 寂しさには、耐えられても…

     何故!  何故…涙が出るんだろぅ。  なっちゃんの運動会。  入場して準備体操…。  海賊♫がどうのこうの〜♫…という軽快な音楽に拍子を合わせ、リズミカルに小さな体で一生懸命に踊る姿が…    涙で見えない!  娘に… 「ここ…泣くところやないやろ!」と言われても、涙が止まらないではないか…! ... 続きをみる

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  • 嵐の夜は…

    台風情報も聞かないで… 私は一人で・・ 時折吹いてくる風も無視して… 二人の動画を見てる! 少し不安な夜はこれ…が一番。 怖いものなんてないけれど… まだまだ心配なことは結構あるんだよなぁ。 神奈川に住む姪の家族… 千葉に住む甥の家族…大丈夫かなぁ…って・・・ 早く過ぎ去れ!台風19号…

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  • 本当に…生きているだけでいい?

    人には様々な苦悩ある。 私もいろいろな気持ちと闘いながら生きてきた。大したことはない!誰もそうだ! そんな時… 職員の家族の哀しみを知った。30代半ばの職員はただいま妊娠7ヶ月。2歳になる女の子もいる。 その女の子がRSウイルスが原因で肺炎になり…脳炎になり・・一時は命も危ぶまれた。そして今は、意... 続きをみる

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  • 死別差別

    愛おしい人が亡くなってしまった…その壮絶な哀しみは同じなのに… 主人を亡くしてどのくらいの月日が経った頃だろうか…。私の心は崩壊して醜い悪魔になっていた。(もともとその要素は存在していたのだろう) 哀しみの中…私は・・ あなたは、 まだ若いから、これから先には新しい人生が始まるかもしれないよ。 あ... 続きをみる

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  • 私も半分なくなっている。

    「死」… 人はみんな死ぬ… 私も…。 そして、そばにいる大切な人も… 「死」は恐怖だった。 「死」は残酷だった。 「死」は容易く起こることではないと思っていた。 時々… 告別式の案内を示す看板を車の窓から見る。達筆な字で書かれたその名前…。 そこに、まさか… 母の名前が… 父の… そして、主人の名... 続きをみる

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  • 伯母の死と涙の訳

    ピアノの発表会は、毎年オーダメイドのワンピースを着た。一緒にレッスンを受けていた妹は、母が用意した既製の服を着ていた。 小学校6年生まで、毎週土曜日は伯母の家でお泊り。料理上手な伯母は、あの頃で言うハイカラな料理を作ってくれた。多分フォークとナイフの使い方も伯母に教わったのだと思う。 土曜日の夜は... 続きをみる

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  • 夜な夜な

    私の愛し方…。 求めない! 懇願しない! 目の前にいるように… できれば…涙を流さず… (一度流すと、止めどなく流れ続けるから・・・) 写真を胸に抱き… 「待っててね! こっちの心配事がなくなったら直ぐに逝くから…」って・・・ あっちゃんの頬を撫でながら… 冷たい写真立てを撫でながら… 我慢して…... 続きをみる

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  • 何もかも棄ててしまいたい!

    まだ陽は昇っていなかった。 数日前の同じ時刻なら… 街は、ちょうど…新しい陽の光に包まれようとしている時だった。 あまりにも眩しすぎて…前の信号機が見えないほど・・・ 私はサングラスをかけて運転した。 今日…同じ時刻。 まだ暗闇の中にいた。 季節は確実に変わっていたんだなぁ。 9月の最終日。 明日... 続きをみる

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