絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2020年11月のブログ記事

  • 誰に話せばいいのですか?

    誰に話せばいいのですか? 「誰」に・・・? 「虚しさ」…  毎日毎日…一向に満足感が得られない日々。何をするにしても何を見ても、笑った後に、楽しんだ後に残る・・・「虚しさ…」 「罪悪感」…  何年経っても、彼の笑顔と共に思い浮かぶのは、病院のベットに横たわり、24時間中5、6本の点滴に縛られている... 続きをみる

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  • ずっと…ずっと片想い・・・

     今にも…泣き出しそうになって飛び起きた。    私の実家には、庭に面した長い縁側があった。塀沿いに車を停めると、高い塀ではない為家の中がよく見える。  母はその縁側を拭いていた。  そして、車から降りる私に向かって、笑いながら「おかえり」と言った。  夢って…声も聞こえたっけ!?    確かに…... 続きをみる

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  • 記憶喪失

     日も昇らないうちに出発した。    眠たい目を擦り、コーヒーだけを口にして家を出た私は、ふと…「これは現実なのか」と自問自答する。 最近よくある事だった。  何かにつけ… 「これは…やっぱり現実なのか⁈」と確認する。  今日もまた、  夜とも知れず…  朝とも…見分けがつかない中を・・車を走らせ... 続きをみる

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  • 死ぬことなんて怖くなかったのだろう⁉︎

    夜中に目が覚めると… いつも… リビングの明かりが点っていた。 彼はいつも… いつもの場所で、 小さな音量で… ソファーにもたれかかりDVDを観ていた。 大好きなお酒を片手に… 静かな表情で… いつも…だった。 そう、毎日だった。 毎日…同じDVDを観ていた。 夜勤者との引き継ぎを終え、お酒とつま... 続きをみる

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  • 涙の意味…

    涙には意味があった。 あの日から…よく泣いたものだ。 哀しくて泣き… 悔しくて泣き… 寂しくては・・・泣く。 時に… 嬉しくても泣き… 美しくても…泣いた。 確かに…今は・・・ 泣くことも少なくはなった… 。 しかし、 急に息ができないほど苦しくなって、泣いている私が時々…いる。 どうして泣いてい... 続きをみる

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  • バカヤロー!

    忘れることなんて…    できないのだから・・・ 諦めるしかない…。   私の人生・・・  これまで、どれだけのことを諦めてきただろうか…。  そのほとんどが、自分の力量不足によるものであっただろうけれど…。  しかし、  それなりに納得して諦めただろうし、そしてその先は身の丈に合った目標を見つけ... 続きをみる

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  • 心から…ありがとうって言える日

    目と目を合わせて… 手と手を繋いで… 心と心を抱きしめて… 優しさが生まれるわけで・・・ 指…1本触れるだけで… 温かい気持ちになれた…。   そして、その温かい気持ちは「安心」へと変わり、日常生活をスムーズに動かす原動力となった。 そんな毎日を過ごしていたと思う。 そばに居ること… 一緒にいるこ... 続きをみる

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  • 愛おしいぬくもり

    「ばぁばと寝る!」  なっちゃんはいつも私が泊まりに行くとそう…言った。  その夜も、また…  「ばぁばと寝る!」  私は、  なっちゃんを胸に抱いて横になった。    小さな…なっちゃんの背中は、とってもとっても温かかった。柔らかかった。   心地良かった…。  なっちゃんと一緒に目をつぶってい... 続きをみる

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  • ただの…怠け者⁉︎

    久しぶりに新幹線に乗った。 コロナ禍だからか… こだまだったからか… ガラガラだった。 窓から見える景色をずっと見ていた。 流れる街を見ているだけで癒された。 主人が亡くなってから… 蒼い海に… 空と黄色の菜の花畑やひまわり畑に… 高速を飛ばし流れゆく景色に… そして、車窓から見える家々にビルに…... 続きをみる

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  • 長い・・長いトンネル…

     薄い霧の中をさまよっているような毎日・・  進んでも…進んでも…  はっきりと目に見えるものはなく…  納得して確信して   進んでいる訳ではないから…  どこを…どう進めばよいのか…  進んでいるこの道は正しいのか…  分からず…  それでも…  涙をこらえふらつきながら歩いてきた…。  その... 続きをみる

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