ただの…怠け者⁉︎
久しぶりに新幹線に乗った。
コロナ禍だからか…
こだまだったからか…
ガラガラだった。
窓から見える景色をずっと見ていた。
流れる街を見ているだけで癒された。
主人が亡くなってから…
蒼い海に…
空と黄色の菜の花畑やひまわり畑に…
高速を飛ばし流れゆく景色に…
そして、車窓から見える家々にビルに…
物言わぬ相手に…癒されてきた。
物言わぬものに・・・
ふと…
通り過ぎる家々を見ていたら、
そこにはそれぞれの家族があって…
楽しいことも、辛いことも、頑張っていることも、悔しくて泣いていることもあるだろう…と思った。
皆んな…皆んな頑張っているのだろうと思った。
哀しみは違っても…
胸痛め…
息ができないほど泣いて…
不安と闘っている人もいるだろう…と思った。
主人が亡くなってから…
私はいつも…
絶望の底にいたから…。
私以上の哀しみや苦しみはないだろう…と思った。
そうすると、
人と会うのが嫌になった。
人と話をするのが面倒だった。
人と関わるのがわずらわしかった。
たから…
面倒でないところに…
わずらわしくない場所に…
物言わぬ場所へと…
何も見えない底へと落ちてしまった。
そこからは、なかなか這い上がれなかった。
なかなか…。
でも…この頃
私が「底」に居るのは、ただの怠慢なのかもしれないと最近…思う…。
