絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2020年1月のブログ記事

  • 追憶②あの世からの電話

     毎日毎日…夜9時になると電話が鳴った。  携帯電話なんてなかったから・・  9時になると…  家の固定電話がそれはそれは大きな音で鳴る。  リーンリーン!リーンリーン!  電話は2台あるものの…  一本の回線だから、両方の電話が鳴る。    電話の一台は私の部屋に置いた。  母は、毎日のことだか... 続きをみる

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  • 三日月

    夜見る月と違って… 三日月が… 朝、空にあった。 真っ暗な空に。 星もない空にくっきりとあった。 それはまるで黒い色画用紙を切り取って作った切り絵のようにも見えた。 墨汁の中に金色の折り紙を落とし浮かべたようにも・・・ 私は足を止め、 その三日月を下から仰いだ。 冷たい空気が、三日月をより鮮明に、... 続きをみる

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  • 甲状腺機能亢進症

    思った通りだった。 甲状腺機能検査の結果 二週間程度薬を飲まなかったことで、私の体は甲状腺機能亢進症状態になっていたのだ。  先生は1ヶ月程で数値も正常化するだろうと言った。

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  • 鼓動が高鳴る!

    「死ぬことなんか!全く怖くない…!」なんて啖呵を切ってはみたが・・・  私は、年が明けてから…  自分の体が、今までと違うことに気づいていた。    体が重い。(また!太ったかなぁ?)  歩くだけなのにしんどくて。動悸がする。頭痛もある。だらしい…。  私の毎日の日課は、仕事帰りや休日に娘の家に行... 続きをみる

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  • 愛する人を遺し…逝った人の義務

    祥月命日 毎年…同じことを思う。 2015年1月20日午後4時11分 最愛の夫が永眠した。 5年が過ぎた… まだ、5年しか経っていない…? いや!もう…5年? 随分… あっちゃんと会っていないなぁ。 会いたくて… 触れたくて… この「愛おしい想い」は… 「哀しみ」は…これからも…「あっちゃんに会え... 続きをみる

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  • 白衣恐怖症

    体が疲れ切っている…正月早々そう感じていた。    2ヶ月に一度、薬を貰うために病院へ通わなければならないのだが、年末年始で病院は休みだったし、もともと病院が大嫌いで、出来ることなら行きたくない私としては、『面倒くさいなぁ』という思いが先に立ち、常備薬として毎日服用している薬を10日以上飲まずにい... 続きをみる

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  • 初泣き…

     主人のいない5回目の正月は、元旦は仕事だったが、二日は家に帰った。  三日も仕事だったので迷ったが、  「お母さん、一緒に帰ろっ!お墓参りしよっ!」って…娘が言うので、一緒に帰ることにした。    高速走って2時間。  首を長くして待っていてくれた。  義母が作る御節料理…は、本当に美味しかった... 続きをみる

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  • 追憶① 大馬鹿者!

     まさか…    死ぬなんて思わないから…  娘の挙式から約1ヶ月後…  二人で帰省すると聞いて嬉しくて。    12月27日から冬休みに入っている私は、普段しない掃除を念入りにすることにした。次の日も次の日までかかった。  コンビニの仕事は全く手伝わずに…。  心ウキウキ…。  娘婿が家に来るの... 続きをみる

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  • それでもいいじゃないか!

     主人が息を引き取り…  23日間入院した病院を…  真っ白い布に包まれて…  出る時・・・1月20日…  主治医が私にこう・・・言った…。 「ご主人さんに…優しすぎましたね…」って・・。  その言葉が…  あれからずっと…  いや!今も…私を苦しめている。  もしかしたら私に対する慰めの言葉だっ... 続きをみる

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  • 人生の岐路

     今年は、  私の気持ちと…  二人の軌跡の…    片付けをします。  今年もどうぞよろしく        お願い致します。      

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