絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

これが…死別。

病院の待合室に私はいた。

4人掛けの椅子に・・ひとり…。

30人近い患者さん…

ざわざわ…ざわざわ…遠慮がちな…お喋りの声…。


見回してみると…どう見ても平均年齢は80に近い。少し…小さくなって座っていた。今日は右目の手術日だ。


患者さんらしき人の横には、家族の人が付き添っている。


そんな待合室にいると…泣けてきた。


寂しい訳じゃない!

不安な訳でもないし、怖くもない。


ただ…とても・・・

悲しくなった。


一番…そばにいて欲しい時、

私は、壁にもたれ掛かり天井を仰いでいるだろう。


これからは…いつもこうなんだろうと…改めて私の人生を悟った。


これが…「死別」なんだと…。

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