絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

笑うことも嫌になってしまった…

どうして…心が笑わなくなったんだろう。


私にとって一年の始まりは、正月ではなかった。毎年4月が仕事を含め全てのスタートだった。

だから、春になると、新しい出会いだったり仕事であったり…その始まりにドキドキしていた。心地の良い緊張感だった。これぞ…正に「生きている」って感じた。

夏が来れば、長期休暇を利用して旅行を計画し、実行した。夏という季節は、歳とともに嫌いにはなっていったが、あっちゃんと…姉妹と…旅した。

秋になれば、爽やかな季節に心がほぐれ、待つ人のいる秋の夜長を1人楽しんだりもした。


冬が来れば、年末年始の過ごし方を話し合った。その度に胸は高鳴り、指折り数えて過ごしたものだ。あっちゃんは、年末のほとんどを大阪で過ごすことを望んだ。


そのうち…春も夏も大阪に行くことが多くなった。あっちゃんが行きたがった。娘と会いたかったのだ。

行く度に、服を新調した。


とにかく…楽しかった。

心が…いつも笑ってた。

年中無休の24時間勤務をやり繰りし、その時ばかりはあっちゃんもいつも以上にはしゃいでいた。

ホテルを拠点に3人で、美味しい物を食べたり、買い物したり…遊びに行ったり・・・

食べて…飲んで…遊んで・・

あの時間…

つい…この夏まで…一緒にいたのに・・・

あっちゃんが他界してから…何をしても、楽しくなくなった。


何もする気にならないし、しようとも思わない。何処にも行きたいとも、行こうとも思わない。




人は、余裕がないと


心 から笑えない。


人は、ゆとりがないと


人に優しくできない。


人は、安心してないと


心から楽しめない。



心が…笑えなくなった。


もう…どうでもいい・・と思える。 何もかもが…

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