絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

予期せぬ事

赤く光るヘッドライトの後尾に連なって止まった。

大雨,洪水警報が出ていたので、夕方になると、空はどんより灰色…何処かでまた…ゲリラ豪雨が発生しているらしい。

ゲリラ豪雨…いつからそう呼ぶようになったのだろうか。今までに経験したこともないほどの凄まじい雨が突然に・・・予期せぬ時に予期せぬ所に予期せぬ様な降り方で…襲って来る…。

だけど私は少しも怖くなかった。

娘のところに…

暫く行けそうもない。

その方が寂しかった…

暫く笑うこともないな…なんて考えていた。

仕方ない。

仕事を辞めるわけにはいかない。

落ち込む気持ちを乗せたまま…帰りたくない家に向かって一人…車を走らせることにした。大雨,洪水警報が解除されるのを待ってもよかったが、雨の中の運転も好きだったし、一度ゲリラ豪雨の下を走ってやろう…なんてそんな破壊的な気持ちにもなっていた。


赤い光が帯になって光っていた。


あっちゃんの死は予期せぬ事…だった。

本当に…あっちゃんの死は予感せぬ事だったのか?

ゲリラ豪雨にしても、幾つかの要因が重なり発生すべき所に発生するように、あっちゃんの死も予期していたかもしれない…

×

非ログインユーザーとして返信する