絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

出たな!あっちゃん…

夕方買い物に行った。

その帰り…


左右に別れている道に突き当たった。

右へ行こうか…左へ行こうか迷っていたら・・・左側の先には、警官が2人立っているのが見えた。

ドキッ!

警官を見ると「ドキッ」とするのは、私だけだろうか…


大きな道へと繋がっている方へ、警官が立っているけれど、捕まるようなことしている訳じゃなし…左側の道を進むことにした。

笛が鳴った。

警官が近づいて来た。


窓を…コンコン・・と叩く。


何も悪いことをしていないのに…ドキドキする。咄嗟に、「右側を進めばよかった。」なんて…考えていた。


車を止め、窓を開けると・・・

キョトン…とした顔をして警官が言った。


「助手席の方が、シートベルトをしていないと思い車を止めさせていただきましたが・・・。」


助手の買物袋をじっくり見て…


「すみません。助手席には、誰も乗っていらっしゃらなかったのですね。失礼しました。」


車を進めた…

帰りの車の中で・・・


ハッと…した。


「助手席の方が・・?

シートベルトを…?

誰も乗っていなかったのですね…」


乗っていたのかも・・


あっちゃんが…助手席に。

私の隣に座っていたんだ。


警官はそれを教えてくれたんだ…

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