絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

洗濯物と私

 眠れない夜…

 保温カーペットに寝転び、毛布に包まって、斜め上に見える主人の遺影を眺めようとした。


 洗濯物は、大概部屋干し。

 遺影が洗濯物の陰になって見えない。仕方なく・・・


 私の現在の仕事着は、いつもスポーツウェアみたいな物を着て出勤する。動きやすく薄手!これがいい!

 寒い時には、ユニクロのヒートテックを下に着て…

 なんとも洒落っ気のない服だが…。

 


 その…洗濯物を見れば、


 あっ!これはあっちゃんの…

 これもそうだなぁ。

 主人からのお下がりが多い。


 恥ずかしながら…主人はよく友達や義父母に言っていた。 

「うちのは、パンツ以外、俺の服何でも着るからなぁ」…って・・・。


 そうなんだ。

 夏の暑い時は、彼の肌着やTシャツが私のパジャマになった。

 彼の短パンやスエットは部屋着。


 カッコいいスポーツウェアは職場でも着ていた。結構評判良かった。


 ピンクにオレンジ…ブルー…。

 ちょっと着るのに勇気がいる。


 あっちゃんはオレンジが一番似合っていたなぁ・・なんて…


 眠れない夜…

 洗濯物と語った…。

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