あぁ〜あ！

　なんもかんも嫌になっちゃいました！

　突然こんな気持ちになる時があります。

　私は度々あります。

　何か…つまりません。

　何もかも投げ出したくなります。

　「世の中不公平だ！…」って声を大にして叫びたいよ！

　私には夢があったんです！

　私達には…夢があったんです！の方が正しいかな。

　60歳…私が定年退職したら…

　二人でもう一度…新婚旅行をしようと…約束していたのです。

　それはできなくなりました。

　もう一つありました。

　私と主人の大学は近くにありました。青春を謳歌した街に行って若かりし頃を二人で懐かしもう！って約束していました。

　結婚して…どのくらい経った時かなぁ。娘はまだまだ小さかったように思います。主人が、一番お世話になった教授とアパートの大家さんに結婚したことを報告したい！って言うので、車で5、6時間かけて行ったことがあります。

　懐かしくて！

　気恥ずかしさと甘い感覚！を思い出し・・・

　当時の街並みはほとんど変わっていませんでした。

　でも…30年経てば随分変わっているでしょう。

　二人で手を繋いで眺めたかったなぁ。

　老後の最大イベントが…なくなっちゃった…。

　あぁ〜あ…

　何かつまらない…

　二人の計画は５年前につぶれてたんだ…。

　突然！

「施設の中でコロナ感染者が出たら私達はどうなるの？」・・・って、私に聞くものだから…

「職員？利用者？誰が感染者になるか！で、少しは違いがあるだろうけれど、私達は多分『濃厚接触者』だということで自宅待機になるよね。

　だけど…考えて・・・

　濃厚接触者だと分かって家に帰れる？

　家族がいるでしょ！

　子どもが、旦那さんが、

　もしかしたらお爺さんお婆さんが…」

　一同に・・・

　「自宅には帰れないよね！」

　「そうよねぇ」

　「家族に移ったら大変。」

　「心配だものね。」

　「家に帰らないよ！」

　「じゃあ、皆んなで六号棟で過ごそうか⁉︎」

　はい！はい！

　私は・・・一人さ！

　　　　自宅に帰れまーす。

　自宅待機できまーす。

　何か悲しくなっちゃった！

緊急事態宣言！

自粛ならば…

期限のある自粛ならば…

その期間だけでも

もっと徹底的に自粛しようよ！

社長さん！

婿殿は、今日も…

毎日毎日満員電車（今はそうでもないのかな？）に乗って朝から晩まで会社に行っているぞ！

大阪だぞ！

2番目にコロナ感染者が多いとされている所だぞ！

府知事！

要請ではなく、指示を出そうよ。

そして社長さん！社長さん！

貴方の言葉一つだよ。

貴方の心一つだよ。

ずっと休まなくていいから、時間帯をずらすとか、交代出勤させるとか！

なるべく家で緊急事態期間だけでいいから…待機させて！

　会社より命だぞ！

　家で、小さい子どもが待ってるの！

　旦那さんが感染したら、皆んなが倒れるの！

　分かってよ！

　娘に「コロナ疎開しよっ」って言った。

　すると、

「私達は保菌者かもしれないから、おじいちゃんやおばあちゃんが感染したら困るし・・・5月6日まではじっと我慢しとく！」ってさっ！

　社長さん！

　お金より命です！

　お願いします！

　仕事！自粛して下さい！