絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

いつか…ひっくり返してやる!

もう…2週間くらい前から気づいていた。夜遅く駐車場に車を取りに行ったら鈴虫が鳴いていた。


最高気温を更新したとか、異常気象だとか言っているけれど、確実に季節は流れている。


暑い夏が終わり、過ごしやすい秋が来るのは嬉しいけれど…その喜びを感じる感覚は・・・


あの日以来…随分鈍くなった。

月日毎のmyスケジュールと仕事のスケジュールとを照らし合わせ、一人でニヤニヤしながら「お楽しみ」を入れる。

「あっちゃん!次は何をメインにする?」


「かに道楽…」とか、

「一泊は有馬温泉…」…?

「三田のアウトレット…」・・・


吉本新喜劇は、絶対で!


・・・生きている…って!

やっぱり2人で作る「お楽しみ」を計画する事でしょう。

未来を語る事でしょ!


季節ごとの楽しみだった。


今度はここに行くぞ!

今度はこれ食べるぞ!

今度は・・って。


その「今度」が永遠にない。

どんなに季節が移り過ぎろうと、代わり映えのない毎日で…どんな計画にも胸踊らない!

いつまで続くのだろう…。


この中途半端な人生…

掴む手がない…から

後から…後から…涙が出てきて

止まらなかった…。


やっぱり…辛いんだよねー。


あっちゃんが、今…生きているとしても…

常に一緒にいるわけではないし…

常に一緒に話をしているわけでもない。

だけど…


なんだろうなぁー・・・


傍にいなくても、

ふわぁ〜とした心地良いものがあって…


安心感なのか…安定感なのか…

「私には…貴方がいる…」みたいな…心の持って行き場所があって…落ち着く場所があったから・・・


私は私らしくいられて…

元気も出た…


何処へ行っても

どんな面白いものを見ても

笑って…楽しんでいても


虚しい…。

心の向くまま…

九州に台風15号が接近してる中…私も九州に向かいました。

台風みたいな…強烈な大型台風みたいな…私ですから・・・

(母の口癖を頂いて…)

丁度いいです。


車窓から見える雲は厚く見えますが、陽射しが差し込み…眩しいくらいです。新幹線に乗ると、隣りでいつも缶ビールを1.2本空けていたあっちゃんを思い出します。

窓側は私!通路側はあっちゃん!


そんな旅ももう…ありません。


今回は、例の一人だけしかいない友達(時々私のブログに登場する小学校教諭で今年4月にお父様を亡くされた独身女性)に会いに行くことにしました。


迷いました。正直…。

親友のお父様の初盆のお参りもいいが、あっちゃんのお墓参りが先だろうと…。


親友のお父様とあっちゃんを比べると、比較にならないほど「あっちゃん」優勢ですが…。


義父母と親友を比べると…これは…「親友」優勢なんです。

楽しい方を選ぶと・・こうなり…

やはり…

我が家へ帰るために降りる駅は、

新幹線の窓から見るだけで…通過させていただきました。