殴られた!
これで…3度目。
初めて殴られた時は、驚いて…その説明をする時に涙がこぼれた。
次は、突発的な行動で呆気に取られたが、私も両手を掴んでひっしで止めていた。
そして…
粗暴を繰り返す為、止めようと真向かいに構えた時、グーで結んだ手が思い切り眉間に入った。クラっとしたが、倒れる訳にはいかずこらえた。
私の力量不足なのだろうが…
いつもこんな時…心が折れる。
学園には、成人ユニットと就学児のユニットがある。建物が違う。また男女別で階も違う。
私は児童支援員として配属されている。
子ども達は、よく見ている。
そして、よく知っている。
この人は、わがままを言える人かどうか!
この人は、自分より・・・弱い人かどうか!
この人なら・・って…
何を見て…
どこで…そう区別するのか分からないが・・
私は完全に見られている…
笑って話すけれど・・・
すごく悲しいし悔しいことだ。
今日はやっと…
腫れていた鼻の上も、紫色になったあざもほぼ消えた。
でも…心にできた傷は消えない。
納得できないし、なんかモヤモヤした思いが消えない…
殴られることが怖いのではない。
そうさせている・・・
私自身が不甲斐ないのだ。
悔しくてたまらないのだ。
今の…私が嫌いなのだ!!