絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

あっちゃんからの贈り物

 利用者さん達との散歩コースの一つ…


 パーと


 空から落ちて来た花束か…と思いました。


 散歩しながら…


 独り言…


「1日遅れのプレゼント…

         ありがとう」って…


   空に向かって言いました。

誕生日(5月21日)の決意

 街行く車は、ほとんど窓を閉めています。

 コロナウィルス対策でしょうか?

 まだ体感的に寒いのでしょうか?


 私は…

 エアコンを付けるには、まだ早い気がして窓を全開して運転することにしました。

 

 緊急事態宣言解除と言うこともあり、街が、行き交う人が…嬉しそうに見えます。

 私も…

 これで、堂々と大阪に行けるかな!っと少し安堵した気持ちもありますが、必ずやってくるであろう…「コロナウィルスの第二波」のことを思うと素直に喜べないのが本音です。


 しかし…

「やってくるであろう…」と、未来のことを…仮定の話をしてみても仕方ないし…

 私の未来は、主人の死と共に「消えた」訳だし…


 今…

 感じることを、

 できることを、

 したいことを、

 やるだけだ!…と、

 

 改めて…「今を生きよう」決めました。


 今日は女子ユニットの遅番で、12時30分に、その…いつも鍵がかかっている厳重な入り口を開けました。

 すると、

「待ってました!」と…ばかりに、

 高2の女の子が、

「義香さん!誕生日おめでとう!」て…。

 首にかけてくれました。

 一日中…首にかけて仕事しました。


 「どうしたの?」

 

 聞く人もいたけれど…


 「もらっちゃったー!」って・・・

      それだけ…。


 あっちゃんが死んでから誕生日なんて…いらないのです・・・。


 でも… 嬉しかった…。

    ありがとう。りんちゃん。 


   

  今だけ…生きよう!

二人でよく行った海が恋しい

すごい…雨…。


あっちゃんが死んでから…


雨の日は好んで海に行った。


車に乗って、

ただ海を見つめているだけの時間。


雨音…が、

車のフロントガラスを流れる雨だれ…が、

誰もいない砂浜…が、

霧で少しぼやけて見える島々が…、


全部…全部・・・


哀しかった。


今日…仕事が終わって・・・

港に向かって車を走らせた。


ここ…に来たばかりの時は、娘と二人で、綺麗な夕日を探そうと…何度が海に来た。


そして、今まで数回…海を見た。

その場所を思い出し車を走らせてみた。


しかし…


行けば行くほど暗くなる。

川か…海か・・・分からない場所で止まった。

辺りは真っ暗…


何しに来たんだろう…。

何を探しに来たんだろう…。


優しい気持ちになりたくてやって来たはずなのに…

「独りぼっち」でいる哀しさに押し潰されそうになり…


 こんなことの繰り返し…


 そそくさと帰ることにした。


 やっぱり…一人のアパートに…

 

           帰るかっ!