どうしようもなく…

全くやる気が起きない日がある。

誰とも話したくなくて…

携帯の着信音が鳴っても知らん顔…

ラインも既読がつかないように…

一人を楽しんでいる訳じゃないけれど・・・

無気力な日がある。

幸い…知り合いはここには居ないから訪ねてくる人はいないが…。

そんなこと考えていたら…

突然生きることが不安になって…

誰が悪い訳じゃないのに、泣きたくなって…なんて・・

そんな…

そんな日がある。

だからって…

誰に・・頼る訳じゃない！

誰にも泣き言はいわない。

自分でなんとか解決するのだ！

その力は持ち合わせいるようだ。

　主人が生きていたら…

　お互いの体のことを気に掛けながらそれぞれ自分の仕事に没頭し、きっと、それなりに充実した日々を過ごしていたのではないか…と思う。

　いや！しかし…

　あの緊急入院したことを思えば、主人の体は元に戻ることなく、入退院を繰り返し、仕事もままならない状態で毎日を送っていたかもしれない。

　多分…そうだろうと思う。

　肝硬変という病気は、「死」に直結していると、もっと危機感を持つべきだった。

　主人はきっと、

　徐々に失われていく体の様々な機能

　感情まで病に左右され

　落胆していっただろう。

　いや！落胆することも忘れていくのではないだろうか。（肝性脳症）

　主人が別の人格に変貌する様をそうは…見ていられやしない！

　主人が生きていたら、

　私はここで、娘家族の近くでのんびり過ごすことなんてできなかっただろう。

　主人が生きていたら、

　主人を目の前に今以上泣いていたのかもしれない…。

　そう考えるならば・・・

　私は本当は幸せ者なのだろうか…。

娘と二人…

　一年ぶりかなぁ。

　カラオケに行きました。

　婿殿は俗に言う「イクメン」で、娘に家事・育児の休日をくれるそうです。そんな日は、私とショッピングに行ったりゆっくりランチしたり…。一人でデパートに行ったり美容院へ行ったりしているようです。

　娘は、高校卒業と同時に家を出て、大学、就職…一人暮らしをしていました。結婚をして婿殿の転勤先で家庭をもち暮らしています。

　娘とは高校卒業まで一緒に暮らしました。一人娘でしたので、どこへ行くにも連れて行きました。クリスマス、年末年始、旅行は家族と必ず一緒でした。

　おそらくどの家庭もそうであるように、中高になると、親よりも友達になっていましたが。

　しかし、まさか嫁いだ娘と…

　娘とこんなにも一緒の時間を持つことができるとは・・。

　これも主人が亡くなってしまったからです。

　主人が生きていたら…

　ここに住むこともない訳ですから。こんな風に毎日顔を合わせることも一緒に遊ぶこともなかったと思います。

　どんなにしんどくても早出の仕事帰りには孫に会いに寄りました。

　休日はほとんど娘と一緒に過ごしました。

　この土地に来て２年半。

　娘が居たからこの土地で暮らしました。

　しかし、婿殿の転勤が決まりました。

　娘家族は大阪へ行きます。

　さあて…！

　　　　　私はどうしましょう。

　って…空見上げたら…

　　　　涙がこぼれてしまいました。