嫁 vs 姑 ①
よし!
あっちゃんの分まで…
あっちゃんが息をひきとった直後、私は姉妹とたっちゃん(何度かブログに登場するたった一人だけの親友。昨年4月父親を亡くし、今は一人で実家で生活している小学校教諭)と勤務先に電話をした。
姉と妹には側にいて欲しかった。
両親が亡くなっていた私にとって、その時…1番の心の支えだったのだろう。
たった一人の親友…たっちゃんにも…電話して泣いた。彼女は九州から闘病中のあっちゃんの病院へ2回も見舞いに来てくれた。私の話を…ただ聞いて欲しかった…から。
そして…職場に電話した。
その後…義父母と抱き合って泣いた。義母の背中を撫でながら、
「 私にこれから先のことは任せて下さい」言った・・・と思う。
その時は、本当にそう思っていた。
あっちゃん(長男)の家を守ろうと思った。あっちゃんの代わりに…。
その日から、その年の2月2日(配偶者の死の場合には10日間の忌引休暇があった)仕事復帰するまで、ほぼ…義父母の家で生活した。寝る時以外は義父母の家にいた。
結婚して初めてのことだった。
あっちゃんの・・悲しいかな「死」によって、互いに最愛の人を亡くした哀しみが…私達を結び付けたのだろう。
食事をし、話し、一つのコタツに入っておやつを食べては話し…共に行動し向かい合うことで。
義父母の家でずっと一緒に過ごしたことで。
恥ずかしいけれど…
結婚して初めて距離間が縮まったと感じた。
「私に…任せて!」嘘ではない!
あの時は本当に思った。
でも…今はどうだ!
現実はどうだ!
嫁でもなくなった今…
あの家を出て行ってから…
また距離間が広がった。
あの時の気持ちが薄れているのは事実…。
あっちゃんの代わりに…
私にできることなんて…あるのだろうか。
