今も変わらぬ思い…
「今から帰ってお昼寝でもしようかなあー。今日は、旦那が居ないし、幸せ!」
「旦那がいないから・・・
幸せ!?」だと・・・!
私の職場には、夫を亡くした私と、今年7月に旦那さんを事故で亡くされた職員がいる。
その前で・・・
よくも言えたもんだ!と、ムッとした。
そうなんだよね。
分からないんだよね。
人の「哀しみ」なんて・・
本当に・・・
「夫が死ぬ。しかも、働き盛りの夫を亡くす。」と言う現実に直面しないと、この苦しいほどの「哀しみ」は
・・・・分からないのよね。
そんな事も、随分学習した。
仕方のないことなんだって。
愛する人(配偶者)を亡くした人しか分からない事なんだって。
だから、そんな冗談話をした本人に、ちょっぴり冷たく、
「幸せでいいねぇ。羨ましいよ。」
・・・・と、返した。
嫌味でも何でもない。
本当に羨ましいから。
私だって、
その気持ち・・
分からないでもない。
私も去年まで言っていたもの。
「旅行は、男抜き・旦那抜きよ!女だらけで出発だからね。」って・・
私も、これまでに・・
何も気づかずに・・・
傷つくなんて思いもしないで・・
平気で沢山
普通だと思う言葉を、
深く考えもしないで、
言ってきたんだろう。
自分が幸せだと・・・・
気づかないことが
結構あるものだ。
言葉にしない・・・
表情にも出さないで
「哀しみ」を押し殺している人が
そこにいる・・・・。

