死ぬよりも辛いこと…。
終わりって…あるのだろうか。
人生…何にでも「終わり」があるではないか!
まさに…「死」も終わりを意味するが…。
受験も、
仕事も、
入院しても、
出産にしても、
必ず「終わり」があるではないか!
人生の行事の中で、「死」以外は、「終わり」を迎えた時、何らかの充実感の様な…ホッとした様な…安らいだ気持ちになった様な気がする。
あれからもうすぐ5年…になる。
この哀しみとの闘いには終わりはないのではあるまいか!
愛する人を亡くしてしまった孤独感と後悔。
受け入れ難い事実と毎日直面しているにも関わらず「夢であってほしい」と昔に想いを寄せ、また会えそうなそんな妄想にばかり胸を膨らませ、現実から逃げようとしている私の…この思いとの決別は、いつ訪れるのだろう…。
人は、終わりがあるから…
その時は必死で頑張り、少々の苦労も苦労と思わず自然に力が漲る。そしてやり遂げることができる訳だ。
そこに費やした苦労は、終わった後には、微笑みと満足感に変わることを私達はよく知っているから…。
頑張られるのではないか!
ならば、早く…
一日も早く…
終わりにして欲しい!
さもなければ、「終わり」の日を教えて欲しい。そして、出来ればその結末を…そっと教えてはくれないだろうか…。
終わりが見えないから…
終わりそうにないから…苦しい…。
終わりのない哀しみなんて…「死」ぬより辛いことだろう…。
