絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

「一人暮らし」の違い…

 10月30日・・・


 『やっとまた…同じ年になりましたね!!』ってメールを送った。


 彼女は時々ブログに登場する、私のたった一人の友達
 小学校の先生で独身!!!(ブログの中では先生と呼ぼう。)


 先生の誕生日だった。


 「この年で初めてのオンライン授業…頭が痛くなったよ。」って・・・
 だからなのか、年取ったせいなのか…今は・・
 体も心ももボロボロ…って・・・年には勝てない!ってぼやいていた。
 「私もよぅ。も、体も心もボロボロ~」って答えた。
  二人でどうしたものかと笑いながら考えた。久しぶりに2時間近く喋った。


 先生も一人生活が長い。
 先生のお母様はもう13、4年くらい前に他界している。大動脈瘤破裂により、先生が帰宅した21時過ぎ廊下で倒れているのを発見したのだ。私の母が亡くなって2、3年後のことだったと思う。次の日職場を早退して北九州まで新幹線ですっ飛んで行った。
 そして私の主人が亡くなって1、2年後、長い間老人施設に入られていたお父様が亡くなった。
 先生は、もう13、4年一人で暮らしている。
 恋愛もそれなりにしてきたが、姉妹のようなお母様と離れるのが辛かったのか、結婚に対して理想が高かったのか…タイミングを逃したのか…ゴールインまでには至らなかった。


 もう…結婚はない!!って…10年前から言っている。


 だから聞いた。 
 貯金はいくらある?
 いつまで先生する?  
    
 「お金足りなさそうになったら、家を売るよ」って…。
 (先生の)姉や弟にこの家や自分の貯金残す必要はないし、甥っ子に財産渡したところで…。
 だからお金になるものは全部現金化して自分が持っているよ…って先生は言った。


 人生…いろいろ。
  
 一人生活…も、いろいろ。理由も暮らしぶりも様々…


 悩みもいろいろだけど…


 たった一人の友達が一人で生活してきた長い時間。
 先生は、仕事一筋だった。
 私は、家庭を持ち先生の「知らない」幸せを知っている。
 だけど‥‥先生の「知らない」哀しみも知っている。
 
 どっちが幸せなのかなんて…分からない。


 でも…
 形は違うけれど… 
 その過程は全く違うけれど・・・
 
 今は…お互いに「一人」を生きている。


 たまには20代に戻って先生と語り合うのも楽しい。
 これからはもっぱら「一人老後生活をどう過ごすか」これが一番のテーマになるだろう。

×

非ログインユーザーとして返信する