「一人暮らし」の違い…
10月30日・・・
『やっとまた…同じ年になりましたね!!』ってメールを送った。
彼女は時々ブログに登場する、私のたった一人の友達。
小学校の先生で独身!!!(ブログの中では先生と呼ぼう。)
先生の誕生日だった。
「この年で初めてのオンライン授業…頭が痛くなったよ。」って・・・
だからなのか、年取ったせいなのか…今は・・
体も心も家もボロボロ…って・・・年には勝てない!ってぼやいていた。
「私もよぅ。頭も、体も心もボロボロ~」って答えた。
二人でどうしたものかと笑いながら考えた。久しぶりに2時間近く喋った。
先生も一人生活が長い。
先生のお母様はもう13、4年くらい前に他界している。大動脈瘤破裂により、先生が帰宅した21時過ぎ廊下で倒れているのを発見したのだ。私の母が亡くなって2、3年後のことだったと思う。次の日職場を早退して北九州まで新幹線ですっ飛んで行った。
そして私の主人が亡くなって1、2年後、長い間老人施設に入られていたお父様が亡くなった。
先生は、もう13、4年一人で暮らしている。
恋愛もそれなりにしてきたが、姉妹のようなお母様と離れるのが辛かったのか、結婚に対して理想が高かったのか…タイミングを逃したのか…ゴールインまでには至らなかった。
もう…結婚はない!!って…10年前から言っている。
だから聞いた。
貯金はいくらある?
いつまで先生する?
「お金足りなさそうになったら、家を売るよ」って…。
(先生の)姉や弟にこの家や自分の貯金残す必要はないし、甥っ子に財産渡したところで…。
だからお金になるものは全部現金化して自分が持っているよ…って先生は言った。
人生…いろいろ。
一人生活…も、いろいろ。理由も暮らしぶりも様々…
悩みもいろいろだけど…
たった一人の友達が一人で生活してきた長い時間。
先生は、仕事一筋だった。
私は、家庭を持ち先生の「知らない」幸せを知っている。
だけど‥‥先生の「知らない」哀しみも知っている。
どっちが幸せなのかなんて…分からない。
でも…
形は違うけれど…
その過程は全く違うけれど・・・
今は…お互いに「一人」を生きている。
たまには20代に戻って先生と語り合うのも楽しい。
これからはもっぱら「一人老後生活をどう過ごすか」これが一番のテーマになるだろう。
