絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

春の病

風邪を引いている訳でもなく…
何処か痛いところがある訳でもない。


だけど…
何故か体が重く、気分が沈む。
風邪気味のような症状…も。


気づけば…
毎年この時期に表れる体の異変。


空は晴れ渡り…
青々と…
桜の花も開き…
卒業だ!
入学だ!と、世間が喜びにあふれているこの頃…


そう!
まるで何もかもが、新しく変わろうとしているこの時期に・・・
世の中が上向き加減に動き出す頃に…


私の心は…
どうも下降気味…になるらしい。


主人を亡くしてからだと思う。

私の気持ちは、
変化を拒んでいるようだ
その…変わりゆく様に目を背けているようだ。


主人を亡くしてから…
心の中の喜びのスイッチが作動しない時がある。


7年も経ったのに…


私の容姿は…
生活は…
否応なしに変わっていった…
心持ちも幾分かは変わってはいるのだろう。


 だけど…
 今…
 こうして…


 春が来たことに…
 なっちゃんが入学することに…
 私の中で変わろうとしている小さなことに…


 両手を挙げて、大袈裟に・・


 そう…
 大袈裟に…
 喜べないのが悔しい!

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