死別と生きる⑨本当の別れ
納骨しました…
考えてみれば・・・
あの日からずっと…
そう…
7年前から…
主人は
私の側にいませんでした。
それでも…
私の心の中で生きてる!
いつも空の上から見守ってくれている!なんて…
そんなこと・・・思っていました。
私の独りよがりでした。
主人の遺骨を手渡した時…
私の手から離れた時…
私は、
寂しくなるよりも…
哀しくなるよりも…
不思議と…
なんだか・・・
軽くなったような気がしました。
心よりも…
足元が軽くなったような…
そんな気がしたのです。
自然に流れてくる…
涙が、
哀しみの心を洗ってくれるようでもありました。
「安心」へと変わり始めている足元が見えたようでした。
