出口のないトンネル…
止まない雨はない…
明けない夜はない…
出口のないトンネルはない…
と…言うけれど・・・
私の心は…あの日から…晴れたことなどない。日が差してキラキラ輝ける日が来ることは、おそらくもうないだろう。
私の眼下には絶望の底が今だに見える。一向に復活への明かりは見えず…私の世は明けることはない。いっそ暗闇の中で生きている方が楽なようにも思える。
突然入り込んでしまったトンネル…行けども・・行けども・・明るい出口なんて…見えない。まだまだ長い道のりを…明かりのない未来を歩いていかなければならない。
私の人生は終わった。
小学生の頃からの夢であった仕事にも就けた。
恋愛も何度かして、結婚もした。
娘にも恵まれた。
娘の花嫁姿も見れた。
娘の旦那さんにも逢えた。
小さな可愛い孫を抱くこともできた。
十分だ!
もう…これ以上何の望みもない。
もう…したいことも
見たいものも…
欲しいものも…
何もない…。
止まない雨…
明けない夜…
出口のないトンネル…
早く・・・
会いに逝きたい。
