私は重罪…
生きている者は…生きて罪を償わなければならないのだろう。
配偶者と死別した人は、多かれ少なかれ感じているのではないだろうか。
私は、ずっと悩まされていることがある。
「この死は…私のせいだ」…と。
あっちゃんが死んでしまったのは、私のせいだと…思っている。
この「哀しみ」は…
この「寂しさ」は…私への罰だと。
同じ死別でも…
様々な感情が…違う感情が…それぞれの環境に応じて渦巻いている。
以前のブログで話したことがある。
あっちゃんの死後…2ヶ月を経った頃、近くに住んでいて、私達の仲人でもあった奥様が亡くなられた。施設での食事中に喉に食べ物を詰まらせてしまったと聞いた。奥様は長い間痴呆症を患い…77歳だった。
現在は、79歳で一人暮らし。
義父母と仲が良く…時々義父母の家にやって来る。以前は県会議員だった。今は社長さん。
仕事一筋の人生。
しかし…そんな社長さんも、
「あの日…退院させる予定だった。午前中にでも家に連れて帰っていたら…」と、ずっと…自分を責めている。
あっちゃんの死後半年を過ぎた頃、職場の同僚の旦那さんが亡くなられた。突然の事故で、46歳だった。
悲痛な胸の内が嫌いほど分かっていたので…二週間ぶりに復帰したその同僚に駆け寄り背中を撫でた。
しかし…
彼女は…途轍もなく元気だった。
気丈に振る舞ってはいたのだろうけれど・・・
まだ、小学生と中学生の息子さんがいたので、一生懸命だったのだろう。しかもご両親と一緒に生活していたので「人」が「哀しみ」を紛らわせてくれてもいたのだろう。
でも…1人になると「一緒にいてあげられなくてごめん…ね。」と手を合わせ悔やんでいるらしい。
みんな…何かしら…
「ごめん…。」って・・・
謝っているのだろう…か…。
私は重罪だ…だから…
あっちゃん…ごめんね。
では…すまないよね…。
